ソフトパステルとは?比較と評価、人気おすすめランキングベスト4

大型の画材店以外だとなかなか扱いのないソフトパステル。

 

Amazonや楽天通販などネット購入では欲しかった人気メーカーも安い金額で見つけられるでしょう。

 

水彩やアクリル絵の具と同じくらい人気のあるパステル。

 

パステルの中でも、深みのある絵が描きやすいと言われる、ソフトパステルについてのご紹介です。

 

ホルベインといったなじみのあるメーカーから、通好みのラウニーやシュミンケまでソフトパステルとの種類は豊富。

 

アートやイラスト、絵描きの画材として活用してみましょう。

 

【ソフトパステルとは?】

パステルという画材には大きく分けてソフトパステル・ハードパステル・オイルパステルの3つの種類があります。

 

それぞれ特長をあげると、ハードパステルは硬い素材なので線などを描く時に便利という特長があります。

 

ソフトパステルは色を重ねたりすることが得意で表現の幅が広がりやすいです。

 

オイルパステルはクレヨンのようで油絵のような表現がしやすくなります。

 

それぞれ描き味が大きく異なるパステルですが、初心者でも表現豊かに絵を描き進めたいという時はソフトパステルがおすすめです。

 

 

【ソフトパステルの比較と評価、人気おすすめランキングベスト4】

ここからは、ソフトパステルの上手な選び方を踏まえた上で、おすすめの商品をランキングでご紹介します。

 

4位:ゴンドラ(王冠化学工業所) 京色パステル18色

ゴンドラパステル 京色パステル 18色セット

 

・展開色数:242色・単色での販売はないが、2色セットで購入可能

 

・メーカーの特長:日本のメーカーのため、和の情景をイメージした色が多く揃う

 

・安全性:-

 

《お手頃な色数で身近な風景を描ける!初心者にもおすすめ♪》

 

「京色パステル」を作っている王冠工業株式会社は、90年以上の歴史をもつパステル専門メーカーです。

 

京色パステルの元となる「ゴンドラパステル」は全242色を展開しており、現在も1本1本が京都で作られています。

 

ソフトパステルの選び方でもご紹介しているように、パステルの本場はヨーロッパのため、人によっては使っているソフトパステルに「日本の風景を描くのには物足りないな…」という気持ちを抱く場合もあります。

 

「京色パステル」は日本の風景などを描くにあたって「あったらいいな」と思える色が揃っていますから、思うように日本の豊かな四季を表現できるでしょう。

 

また同社では「京色パステル」の18色セットや、「ゴンドラパステル」の36色セットなどのように、初心者でも使いやすい色数のセットがあるのも魅力。

 

身近な風景からパステル画を始めたい人におすすめです。

 

 

3位:ファーバーカステル ソフトパステル24色

ファーバーカステル ソフトパステル24色セット FC128224

 

・展開色数:セット展開は24色・48色・70色

 

・メーカーの特長:安全性の高い顔料を使用しているのが特長

 

・安全性:メーカーが安全性について言及している

 

《ハーフサイズで初心者にも手の小さい女性にも扱いやすい!》

 

色鉛筆や水彩用紙でも人気のメーカーである「ファーバーカステル」が販売しているのが、こちらの「ソフトパステルセット」です。

 

安全性の高い顔料を使いながらも発色は鮮やかで、学生もセミプロも満足して使える一品。

 

粒子が細かいので色がとても伸びやかに広がり、重ね塗り・混色もしやすいソフトパステルです。

 

また、子供や女性など手の小さな人でも使いやすいサイズなので、ソフトパステルでの作画をこれから始めたい人にもぴったりですよ。

 

色々な用紙に描くことができますが、やや粗目の用紙に描くとパステルの粒子がしっかりと定着しやすくなります。

 

ただしどんなに粗い用紙に描いても、最後は定着液を使用してくださいね。

 

 

2位:ラウニー ソフトパステル 30色セット 紙箱セット

ラウニー ソフトパステル 30色セット 紙箱セット

 

・展開色数:全186色

 

・メーカーの特長:発色の良さ・伸びの良さが別格

 

・安全性:-

 

《ラファエロ作品の修復にも!目標にしたいソフトパステル》

 

色々なソフトパステルを使ってきた人が「このソフトパステルはスゴイ!」と高く評価することが多いのが、ラウニーの「ソフトパステル」です。

 

ややしっかりとボリュームのあるサイズですが、粉落ちが少ないのでとにかく使いやすいという声が多いですね。

 

また粒子が大変細かく滑らかに伸びるので、今までのソフトパステルに物足りなさを感じていた人にもおすすめです。

 

描き心地や発色・定着の良さは本国イギリスでも定評があり、ロンドンにある「ビクトリア&アルバート美術館」に所蔵されているラファエロ作品の修復にも使われたほどです。

 

これからソフトパステルを使ってみようと思っている人にとっては、「ラウニーのソフトパステルが使えるくらいになりたい!」という目標になる逸品ですよ。

 

 

1位:ホルベイン ソフトパステル 画材 24色セット 紙箱入り S950

ホルベイン画材 ソフトパステル24色セット

 

・展開色数:全250色(24色・36色・50色・100色・150色・250色のセットも)

 

・メーカーの特長:紙への定着性・耐光性の高さが特長

 

・安全性:有害な材料を一切使わないことをメーカーが示している

 

《とにかく安全性を重視したい人におすすめのソフトパステル》

 

ソフトパステルは指で伸ばすのはもちろんのこと、カッターで削り粉状にして使用することも多い画材です。

 

また粉状にした場合は粒子も細かくなるため、呼吸で体内へ吸い込んでしまう可能性が非常に高い画材と言えます。

 

また一方で伸びが良かったり発色が良いので、子供でも豊かにダイナミックな作品が描けるため、老若男女を問わず楽しめる画材でもあります。

 

ソフトパステル画を家族みなで楽しみたいなら、やはり安全性が確保された商品を選びたいですよね。

 

こんな時でもホルベインの「ソフトパステル」ならとにかく安全性にこだわって製造されているので、お子さんにも安心して使わせてあげられます。

 

紙への定着が良い方ではありますが、固着はできませんので、一緒に作品を描いた後は必ず定着液を使って大切な作品を守ってくださいね。

 

 

【ソフトパステル画の保管には、こちらがおすすめ】

ここまで様々なソフトパステルをご紹介してきましたが、そのいずれの製品を使うにしても必ず一緒に使ってもらいたいのが、「定着液(定着剤)」です。

 

パステル画に使う定着液はそのほとんどがスプレータイプで、パステル画を描いた後に吹きかけて使います。

 

定着液には糊剤が含まれていて、紙から落ちやすいパステルの粒子をしっかり紙に留めてくれますよ。

 

ホルベインやターレンスなどパステルを作っているメーカーが手がけているものもあれば、パステルは作っていないけれど定着液は作っているという画材メーカーもあります。

 

また2回・3回と使うことでツヤのある表面に仕上がるものも。

 

定着液も表現の1つと考え、作品の雰囲気などに合わせたものが選べると良いですね!

 

 

ターレンス 画用液 パステルフィキサ OIL517A-220 220ml

ターレンス 画用液 パステルフィキサ OIL517A-220 220ml

 

パステル専用の定着液。

 

 

【ソフトパステルの選び方】

ここからはソフトパステルの上手な選び方について解説していきます。

 

一口にソフトパステルと言っても、メーカーによってそれぞれ特長もあります。

 

自分に合ったソフトパステルが見つかるよう、しっかりチェックしてみましょう。

 

 

《目指す表現によって考えたい「色数」》

まずこれはパステルの特長と言える部分なのですが、パステルというのは「完全な混色」はしにくい画材とされています。

 

例えば水彩絵の具やアクリル絵の具なら赤と黄色を混ぜればオレンジに、青と赤を混ぜれば紫に、という具合に、しっかり混色して新しい色を作ることができますよね。

 

しかし、ソフトパステルをはじめとするパステルという画材は、重ね塗りによって色の深みを表現できても、水彩絵の具などのように完全に混色することはできません。

 

ですから、自分が表現したい絵があって、その絵にどうしても必要な色がある場合は混色で作るのではなく、その色のパステルを用意した方が良いのです。

 

これを踏まえると、色味が豊かな絵を描きたい場合などは、できるだけ多くの色が入ったセットを購入した方が良いということになりますね。

 

 

《「メーカー」による特長もチェックしよう》

ソフトパステルについては欧州が本場で、日本のメーカーでソフトパステルに本気で取り組んでいるメーカーはあまり多くありません。

 

ただ、少数だからといって、日本メーカーの製品が欧州のものと比べて劣っているというわけでもありません。

 

ここでは有名メーカーを中心に、それぞれのソフトパステルの特長をご紹介していきますよ。

 

 

・上級者向け:シュミンケ/セヌリエ/ラウニー

ソフトパステルのメーカーとして誰に聞いても「最高級でしょ」と言われるのが、「シュミンケ」「セヌリエ」「ラウニー」の3つでしょう。

 

「シュミンケ」はドイツのメーカーで売られている色数も400色と多く、発色・伸び・紙への食いつきいずれも抜群です。

 

ただし1本あたり600円前後と非常に高く、初心者がいきなり使うには勇気がいるでしょう。

 

「セヌリエ」はフランスのメーカーで、こちらも発色・伸び・紙への食いつきは文句ありません。

 

耐光性も優れているので、多くのパステル画家が愛用しています。

 

ただ通販での取り扱いでセット売りがないことが多いのが残念です。

 

3つ目の「ラウニー」はイギリスのメーカーで、ラファエロ作品の修復にも使用されたことのある画材です。

 

耐光性や割れにくさをアップさせており、シュミンケ・セヌリエに並ぶ人気ソフトパステルとなっていますよ。

 

 

・初心者向け:ウィンザー&ニュートン/ゴンドラ/ホルベイン/レンブラント

「ゴンドラ」「ホルベイン」の2つは日本メーカーのソフトパステルです。

 

「ゴンドラ」は揃えている色に特長があり、大手や老舗、高級路線のソフトパステルにない色を発売しています。

 

また、「ホルベイン」は日本人の手になじむ大きさや硬さにこだわって作られているのが特徴的。

 

発色性や耐光性に気を配りつつ、有害物質を含まないということを優先させ、使用する人に優しいソフトパステル作りをしています。

 

「ウィンザー&ニュートン」はイギリスのメーカーで、最高級に入れてもおかしくないソフトパステルです。

 

上塗りがしやすく、初心者でも使いやすいためこちらに入れました。

 

「レンブラント」は、オランダのロイヤル・ターレンス社が手がけている最高級絵の具である「レンブラント」の技術をベースに作られている製品です。

 

使いやすさが多くの人に受け入れられ、世界中で最も多く使われているソフトパステルと言えるでしょう。

 

 

・パステルに慣れている人向け:ファーバーカステル/コンテ・ア・パリ

ソフトパステルと言いつつ、やや硬めの製品を作っているのが「ファーバーカステル」です。

 

通常のソフトパステルでの表現にアクセントをつけたい場合など、少し表現の感じを変えたい時に使えるソフトパステルです。

 

色鉛筆や水彩絵の具などの技術を存分に生かした発色の良さには定評があります。

 

「コンテ・ア・パリ」は名前の通りフランス製のソフトパステルです。

 

こちらのメーカーはハードパステルで人気が高く、ハードパステルを「コンテ」という呼び名で一般的にさせた第一人者とも言えます。

 

伸びや発色が良く、やや硬めなのでアクセント付けにも使えます。

 

 

《有害物質についてしっかりチェックしよう!》

直接手で触れる画材であるパステルには、できるだけ有害な物質が入っていないことが望ましいですね。

 

含有している成分について、全てのメーカーが表記をしているわけではありませんが「有害物質は含んでいない」旨を明記しているメーカーもあります。

 

気になる人はこのような点についてもきちんとチェックしておきましょう!

 

 

・APマークやCEマークで安全性の高さをチェック

画材についている安全性をチェックできるマークで、身近なマークは「APマーク」と「CEマーク」です。

 

ソフトパステルを選ぶ際には、このようなマークの有無についてもチェックしておきましょう。

 

ちなみにAPマークは「この製品は無害です」という意味を持ち、成分の安全性が担保されていることを示しています。

 

アメリカの製品基準ですが、世界中の画材メーカーで使用されています。

 

一方の「CEマーク」は、主に子供用として利用できる製品に表示されるマークです。

 

画材のみならずおもちゃにも使われるマークで、ヨーロッパを中心に使用されているマークですよ。

 

 

・CLマークやセントアンドリュースクロスのあるものは要注意

パステルは手で持って使うだけでなく、削って粉状にして使うこともある画材です。

 

粉状になったパステルは呼吸によって体に入ることも考えられるので、長期間使うのであれば特に安全性のチェックは怠れません。

 

そのため、もしソフトパステルを長期間にわたって使う予定なら、「CLマーク」と「セントアンドリュースクロス」の付いているソフトパステルには注意しましょう。

 

「CLマーク」は正しく使えば安全だけれど、製品に有害性のある材料が含まれている可能性を示しているマークです。

 

また「セントアンドリュースクロス」は黄色地に黒のバツが描かれたマークで、カドミウムなどの有機化合物が含まれる場合につけられています。

 

画材は発色を重視していることもあり、黄色や赤にカドミウム・白に塩基性炭酸鉛・ブルー系にコバルトが含まれることも。

 

安全性をうたうメーカーのパステルも色によって危険性が異なるので、必ず確認してみるのが良いでしょう。

 

 

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【ソフトパステルとは?比較と評価、人気おすすめランキングまとめ】

今回は、ソフトパステルとは?と、比較と評価、人気おすすめランキングと選び方のご紹介でしたが、いかがでしたか?

 

幼稚園や小学校でハードコンテを使ったことがある人は多いと思いますが、ソフトパステルはなかなかきっかけがないと使わない画材かもしれません。

 

ただ、ここまでにご紹介してきたように、ソフトパステルは表現の幅がとっても広いので、使いこなせるようになると絵を描くのがこれまで以上に楽しくなります。

 

あなたにぴったりのソフトパステルを見つけて、ぜひワクワクのアートライフを過ごしましょう。