【お酒】おいしい米焼酎の人気おすすめランキングベスト10

日本人が好きなお米が主原料の米焼酎。熊本県の球磨地方のものが特に有名で、鳥飼・しろは聞いたことがあるという方も多いと思います。キリッと淡麗辛口のものから、ワインのようにフルーティーなものまで味わいはさまざま。いろいろな米焼酎を試してみたいけど、どれが口に合うか分からないという方も多いですよね。米焼酎の選び方とともに、おすすめの米焼酎を人気ランキングにてご紹介。日本酒の蔵元が作った米焼酎もご紹介。糖質ゼロでカロリーも低い米焼酎は、贈答用にも毎日の晩酌にもぴったりです。ぜひ、お気に入りの米焼酎選びの参考にしてくださいね!

 

【おいしい米焼酎の選び方】

米と水だけで作られるシンプルな米焼酎は、まさに食中酒の王様。まずは、そんな「米焼酎」の選び方についてご説明します。使われているお米や麹の種類、蒸留方法によっても味わいは実にさまざま。以下のポイントをチェックして、お好みのものを見つけてくださいね。

 

《おいしい米焼酎は蔵元のこだわりの原材料をチェックしてみよう》

日本人の食卓に欠かせないお米。普段食べなれているお米に好みがあるように、やはり米焼酎もお米によって味わいが変わってきます。全国にはたくさんのお米の銘柄がありますが、中でも「酒造好適米」と呼ばれるお米は、日本酒や焼酎などに適しています。有名なのは、「山田錦」「五百万石」「吟のさと」など。より芳醇なお米の風味や味わいにこだわる方は、ぜひそのようなお米を使用したものを選んでみて下さいね。お米は蔵元ごとにこだわりがあって、契約農家と開発して作るところもあれば、地元の美味しいお米を厳選して使うところもあります。もちろん、それぞれ味わいに差がありますので、好みの米焼酎に使用されている品種をチェックしておくと、好みのお酒がさらに見つけやすくなります。

 

《おいしい米焼酎が有名な熊本県産など、さまざまな産地から選ぶ》

焼酎と言えば、九州地方を思い浮かべる方も多いと思いますが、最近の焼酎ブームで、他の産地の焼酎にも注目が集まっていますよ。

 

・米焼酎界のエリート「熊本県産」 

安定した味わいの米焼酎を求めるなら、米焼酎の産地として最も有名な熊本県産がおすすめです。熊本県には、「球磨焼酎」と呼ばれるいわゆるブランドのようなものがあります。これは、熊本県の球磨郡、または人吉市の地下水で造られたものを指します。米焼酎の伝統産地であることから、1995年に国税庁の告示により、地方名を冠することが認められた米焼酎界のエリート。WHO(世界保健機関)にも産地指定を受けているんですよ。そんな球磨焼酎には、やはり名酒が集中!米本来の風味・旨味が存分に味わえる、本格焼酎に出会えますよ。

 

・日本酒の蔵元が多い「新潟県産」なども、人気急上昇中!

一方で、新潟などにある日本酒の蔵元が作る焼酎も、近年人気を集めています。米と水にこだわっているのは、日本酒も焼酎も同じ。そのため、全国各地の日本酒の蔵元が焼酎も作っているということは、珍しいことではありません。普段飲み慣れていないものを飲んでみたいという方や、日本酒がお好きな方は、好きな日本酒の蔵元のラインナップをチェックしてみてください。

 

《味わいに違いが!麹の種類で選ぶ》

焼酎造りに欠かせないのが麹。使われるのは中でもお米からできる「米麹」がほとんどです。米麹には黒・白・黄の3種類があります。その違いを簡単にご説明しましょう。

 

・クリアでシャープな白麹

すっきりとした風味がお好みなら、白麹を使った焼酎がおすすめです。本土や九州で主に使われているのが「白麹」。米焼酎の多くに、この白麹が使われていますよ。クリアでシャープな、辛口に仕上げることもできます。

 

・柔らかくフルーティな黄麹

柔らかくフルーティな焼酎をお探しなら、黄麹を使用したものがおすすめです。「黄麹」はもともと清酒を造る麹で、日本酒の吟醸香にも似た華やかな香りと、なめらかな口当たりが特徴です。普段、焼酎を飲みなれていない女性の方でも、飲みやすく感じるかもしれません。

 

・コクがあり骨太な黒麹

コクがあって、しっかりとした飲み口のものをお探しの方にぴったりなのが、黒麹を使用した焼酎です。沖縄をはじめ、奄美群島産のお酒に使用されることが多いのが「黒麹」。泡盛に使用されるのも黒麹です。温暖な気候の中での酒造りは、雑菌が大敵。そのためクエン酸などを豊富に精製し、雑菌に強い黒麹が主に使われています。黒麹を使用した焼酎は、コクがあり骨太な味わいになります。

 

《初心者にも飲みやすいのはどっち?蒸留方式で選ぶ》

焼酎を造るには、「蒸留」という過程が存在します。簡単に言うと、もろみを加熱し、アルコール分を含んだ蒸気を冷却して液化するということですが、これには「常圧蒸留」と「減圧蒸留」の2つの方式があります。この蒸留法による風味や味わいの差をみていきましょう。

 

・個性の強い味になる!常圧蒸留

ちょっとクセのある焼酎がお好みの方や、すっきりした焼酎は飲み飽きたという方におすすめしたいのが、「常圧蒸留」で製造した焼酎です。常圧蒸留は、古くから行なわれている伝統的な製法です。蒸留器内の気圧を操作することなく蒸留する方法で、通常の気圧のもとで行われ、90℃~100℃の沸点で蒸留させます。常圧蒸留のメリットは、原料の風味が最大限に引き出されることですが、雑味などの余分なものまでも取り出してしまいます。これが焼酎自体の個性となり、よりツウ好みの味わいとなるわけですね。

 

・飲み口すっきりで初心者向け!減圧蒸留 

ツウ好みの常圧蒸留に対し、すっきりとした飲み口になるのが、減圧蒸留です。現在の一般的な焼酎の製造方法は、この減圧蒸留。蒸留器内の気圧を下げて蒸留する方法で、気圧が低い場所(標高が高い山など)でお湯を沸かしたとき、沸点が100℃よりも下がる原理を利用して作られています。減圧蒸留は沸点を40℃~50℃くらいに調節して行いますので、高い沸点で出てしまう雑味などを含まないようにコントロールできる、というのが最大のメリット。クリアでクセのない減圧蒸留の本格焼酎は、焼酎初心者の方でも、比較的飲みやすいと言えるでしょう。

 

《同じお米からできているけど、日本酒との違いは?》

米焼酎も日本酒も、原料はお米。いったいどう違うの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。また、日本酒は重たくていかにも「お酒!」という感じで苦手、だから米焼酎も合わないかも…という方も。そこで米焼酎と日本酒の違いを簡単にご説明します。米焼酎と日本酒の違いは、大きく分けると発酵させた後に蒸留するかしないかです。蒸留しないものが日本酒、蒸留したものが米焼酎ということですね。もうひとつは精米歩合の違い。精米歩合とは、お米の外側をどれくらい削り何パーセント残ったお米を原料に使うかです。通常の日本酒では、精米歩合60%程度(40%程度削る)というものが多く、大吟醸などはもっとたくさん削ります。対して米焼酎の場合は、10~15%程度削って原料にするのが主流。日本酒で嫌われるお米の外側に残る脂質やタンパク質も旨味成分のひとつだと考えられるからです。日本酒の蔵元が作る米焼酎は、同じようにかなり多く精米を行い、吟醸酒と同じような香りが楽しめるものを作る傾向が多いようですね。

 

【お酒のおいしい米焼酎人気おすすめランキングベスト10】

それでは、いよいよ米焼酎のおすすめ商品をみていきましょう。ランキング形式で10品ご紹介いたします。気になる米焼酎は見つかるでしょうか?

 

10位:天草酒造 天草

・米の種類:ヒノヒカリ

・麹の種類:白麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:25度

《伝統と熟練の技。コクと柔らかな旨味が特徴》

天草酒造は、明治32年創業という伝統を誇る、熊本県天草の唯一の酒蔵です。熊本県産のヒノヒカリと、竜洞山の清らかな伏流水という厳選された素材を使い、明治時代の兜釜式蒸留器を復活させたという伝統と熟練の技で作られています。コクと柔らかい旨味、まろやかな口当たりと長い余韻が特徴。お米の甘みが十分に感じられる香り高い名品です。繊細な飲みやすさは、初心者にもおすすめですよ。

 

 

9位:那須酒造 球磨の泉

・米の種類:球磨産米

・麹の種類:白麹

・蒸留方法:常圧蒸留

・アルコール度数:25度

《昔ながらの常圧蒸留で手作られる、豊かな風味》

家族3人で切り盛りしているという那須酒造場で、昔ながらの「常圧蒸留」方式で作られた米焼酎。もろみの持つ自然で豊かな風味の味わいを持った、コクのある球磨焼酎です。地元球磨産米を使って、3年以上の長期貯蔵という徹底的なこだわりの元に作られた「球磨の泉」は、とてもフルーティで、丸みのある優しい味わい。個性の強い球磨焼酎の中でも、毎日の食卓に自然に馴染む味に仕上がっています。小さくもたくましい蔵元のこだわりの味をぜひ。

 

 

8位:豊永酒造 豊永蔵

・米の種類:山田錦

・麹の種類:白麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:25度

《誰もが認める有機オーガニック米焼酎》

オーガニック農法の米を使用し、無農薬農法でオーガニック認証も持っているというこだわりの蔵元・豊永酒造。風土と人がいいワインを造るというワイン世界の概念、「テロワール」を米焼酎にも取り入れるという、かなり画期的な概念で酒造りを行っています。その味は、「清らか」と称するに値するほど澄んだ印象。白ワインのようにクリアな味わいは、魚料理や牡蠣などとよくマッチします。まろやかなのに爽快なキレがあり、スイスイと飲めてしまうのが特徴。常備しておきたい一本です。

 

 

7位:恒松酒造 かなた

・米の種類:ヒノヒカリ

・麹の種類:白麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:21度

《飲みやすさにこだわった、アルコール度数「21度」》

大正6年以来、伝統製法を守り球磨焼酎を育んでいるという、焼酎蔵・恒松酒造。その伝統のラインナップの中でも、ロサンゼルスインターナショナルコンペティションで世界に認められた焼酎が「かなた」です。清酒の大吟醸酒造りを参考に、麹や酵母の選定、温度管理を行い、フルーティーでほんのり甘くすっきりとした飲み口が実現できました。その芳香は非常に華やか。独特の清涼感は、焼酎が苦手な方にもおすすめできる飲み口です。また、多くの焼酎がアルコール度数25度なのに対し、「かなた」は飲みやすさを追求した結果、21度と少し低め。美しいボトルにも注目です。

 

 

6位:高木酒造 十四代 秘蔵乙焼酎

・米の種類:

・麹の種類:白麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:25度

《まるで日本酒のような芳醇な香りと、すっきりとした口当たり》

創業は1615年、山形県村山市に位置する「高木酒造」は、山岳信仰の山である、標高1462メートルの葉山山系を水源とする天然水「桜清水」を使って、名酒「十四代」を世に送り出している人気酒造です。日本酒も焼酎も大量生産はしておらず、多少入手困難ではありますが、一度は飲んでみたい名酒として有名な米焼酎「十四代」。日本酒と同様に低温発酵させるため、すっきりとした口当たりに、やわらかい吟醸酒のような味わいがあり、あっけないほどキレの良い後味。なんとも上品な米の味が感じられ、日本酒に限りなく近い芳醇な香りが特徴です。日本酒ファンからも絶大な指示を受ける米焼酎、ぜひ一度味わってみてください。

 

 

5位:天山酒造 七田 純米焼酎

・米の種類:山田錦

・麹の種類:黄麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:25度

《焼酎の常識を覆すほどのフルーティーな芳香》

「品質第一の酒造り」の姿勢で、原料となる酒米栽培からこだわり、契約農家と年に何回も研究会を実施するなど、その向上心で常に進化し続けている蔵元・天山酒造。代表格として親しまれているのは、一族の名を冠した米焼酎「七田」。六代目の七田謙介氏が、自分の理想とする味わいを求めて立ち上げたブランドです。地元佐賀県産の山田錦を、清酒を造るときに使用する黄麹と吟醸酵母で低温発酵。純米酒の風味を損なわないように、細心の注意を払いながら丁寧に蒸留しています。その味わいは華やかで豊か。洋ナシやハーブのようなフルーティーな香りと、非常にクリアで爽やかな口当たりです。女性やお酒の苦手な方でも親しむことのできる軽やかな焼酎。ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

4位:高橋酒造 しろ

・米の種類:国産米

・麹の種類:白麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:25度

《どんな料理とも相性抜群の淡麗タイプ》

熊本の南端、人吉球磨地方で500年以上受け継がれてきた本格米焼酎造り。その伝統を受け継ぎつつ、製法に磨きをかけて日々新しい焼酎を生み出し続けているのが高橋酒造です。厳選したおいしい国産米を使用。水はミネラル分を豊富に含んだ人吉盆地の清水で、丁寧に造られています。上品な香りと軽やかな口当たり。透明感のある、スッキリとした味わいの淡麗タイプの「ザ・米焼酎」。そんな飽きのこない美味しさで、人吉球麿地方を代表するブランドとなっています。どんな料理とも相性が良く、素材本来の良さや味わいを引き出してくれます。

 

 

3位:八海醸造 よろしく千萬あるべし

・米の種類:国産米

・麹の種類:黄麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:25度

《八海山の酒粕が醸す上品な口当たり》

人気の日本酒「八海山」の醸造技術を取り入れ、清酒酵母と黄麹を使用した「三段仕込」で造られた焼酎。もろみの発酵途中に「八海山」の清酒粕を加えることにより、上品な飲み口を実現しています。貯蔵は2年以上。そのため円熟したまろやかさが出て、まるで日本酒のような吟醸香がほのかに香ります。とはいえ日本酒のような重量はなく、あくまで焼酎。甘やかでやわらかな飲み口でありながら、キレがよく、舌に残らないのが儚いほど。限りなく多くの福が得られるようにと願う、吉語から取った名前も縁起が良いので、贈り物にしても喜ばれそうです。

 

 

2位:大石酒造場 大石

・米の種類:ヒノヒカリ、吟のさと

・麹の種類:白麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:25度

《シェリー樽とブランデー樽が育んだ、琥珀色の傑作》

自然・素材・技。米焼酎に必要な要素にこだわり抜いた人気蔵元「大石酒造場」。素材へのこだわりはもちろんですが、シェリー樽やコニャック樽を使った長期熟成など、新しい挑戦を取り入れ、米焼酎の新たな魅力を引き出す天才でもあります。そんな大石酒造場で造られた「大石」は、豊かな大地が育んだお米と球麿川の伏流水が、コクとまろやかさがある味わい深い仕上がりになっています。最大の特徴は長期熟成。なんとシェリー樽に3年、ブランデー樽に3~5年熟成させた原酒をブレンドしています。他の米焼酎にはないような美しい琥珀色と、モルトウイスキーのような味わいが楽しめる傑作です。

 

 

1位:鳥飼酒造 吟香鳥飼

・米の種類:山田錦、五百万石

・麹の種類:黄麹

・蒸留方法:減圧蒸留

・アルコール度数:25度

《文句なしの一番人気!華やかで上品な米焼酎の王様》

球磨焼酎の代表格としてその名を轟かせるのが吟香「鳥飼」。日本酒に用いられる酒造好適米の「山田錦」と「五百万石」を使用し、自家培養の酵母と黄麹を用いて低温発酵によって造られています。米焼酎は、芋や胡麻などといった他の原料で造られたものに比べると、クセがなく飲みやすいのが特徴ですが、特にこの「鳥飼」が人気なのは、その華やかな香り。栓を開けた時に立ち上るフルーティーで華やかな香りは、米の甘みと上品に絡んで、実にバランスの良い味わいです。甘やかな余韻は短く、後味はすっきり。水のようにスイスイと飲めてしまいます。一度飲めばわかる、なるほど一番人気の米焼酎です。

 

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【おいしい米焼酎のおすすめ人気ランキングまとめ】

今回は、お酒のおいしい米焼酎人気おすすめランキングをご紹介しましたが、いかがでしたか?くせが少なく、和食に合いやすい米焼酎。お酒が苦手な方も手に取りやすいすっきりと軽い飲み口のものが多いのでぜひおすすめです。たくさんあって選びにくいと思うかもしれませんが、今回ご紹介したものは、比較的飲みやすく人気の高いものばかりです。気になるものは、ぜひ酒屋さんで試飲してみたり、居酒屋さんで注文してみたいりして試してみるのもいいですよね。