ハリネズミの飼い方・育て方(ヨツユビハリネズミ)
とても可愛いハリネズミさん。
近年流行り始めているとはいえ、まだまだメジャーなペットではないですよね。
飼育スペースもそんなに広くなくて平気、鳴き声もないので、正しい基本知識を身につけていただけたら飼うのはハードルは高くないペットです。
とはいえ、可愛らしさだけの先入観で飼育するのは、飼い主さんにもハリネズミさんにも良くありません。
少しでも幸せなハリネズミさんを増やせるように、実際に飼育して感じる事などを交えてお伝えしていきます。
まず第一に、一緒に暮らすからにはその命を全うするまで幸せに暮らせるようにしてあげるのが飼い主としての責任です。
Contents
【ヨツユビハリネズミの飼い方・育て方】
ハリネズミさんと聞いておそらく皆さんが想像するのはペットとしてメジャーなヨツユビハリネズミでしょう。
このハリネズミさんは大人になると約15cmから20cmほどになると言われています。
体重でいうと約500gから700gぐらいです。
カラーは、スタンダード(ソルト&ペッパー)、シナモン、アルビノ、パイドなど様々です。
《ヨツユビハリネズミの平均的な寿命》
ハリネズミさんの寿命は6~10年ほどです。
飼育下の環境にもよりますが小動物では比較的長く一緒に暮らせるペットです。
その期間、きちんとお世話をしてあげなくてはなりません。
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【ヨツユビハリネズミの飼育に適した、快適な温度と湿度】
ハリネズミさんは温度湿度にとても敏感…。
適切な温度は24~29℃、湿度は30~50%程度です。
日本の四季の変化を乗りきるためには、エアコンや専用のヒーターなど適切な装置や飼育用品による管理が必要です。
【ヨツユビハリネズミの食事(エサ)】
ハリネズミさんは食虫です。代謝がよく消化管が短いため、体温維持が苦手です。
そのため、昆虫や獣肉などの高カロリーで消化が良いエサを与える必要があります。
主な食事はハリネズミ専門フードで補えますが、バランスよく栄養をとるためにはオヤツとしてコオロギやミルワームを少量与えます。
昆虫が苦手な飼い主さんにはハードルが高いことかもしれませんが大好物なのでとても喜びます。
・ネギ類(たまねぎ、ニラなど)、カカオ類、アボカド、レーズン、ぶどう、マカダミアナッツ
犬や猫同様、中毒症状を引き起こす原因となります。量によっては死亡してしまう事も!
・牛乳が使われている物
ハリネズミは糖質を分解できないので、消化不良を起こしてしまいます。ただし、栄養補給としてヤギミルクを少し与えることはできます。
・脂質、塩分、砂糖を含む食べ物、、香辛料
基本的に人間が食べているものを食べさせることはNGだと考えましょう!
※餌に関しての詳しい情報は、ミツユビハリネズミのごはん(餌・食事)の選び方にて、掲載しています。
《ヨツユビハリネズミへのエサの与え方》
野生のハリネズミは体重の3分の1の量の食事をとると言われてますが、野生と飼育下のハリネズミでは運動量が違いますので、飼育下では1日に30~70カロリーが適切だという説もありますが、様子を見て個体ごとに調整していきましょう。
主食…大さじ1~2杯
その他の動物質(茹で卵、カッテージチーズ)…小さじ1~2杯
おやつ(ミルワーム、コオロギ等)…少量
野菜(ニンジン、リンゴ等)…小さじ半分
主食のハリネズミフードだけを与える場合は大さじ2~3杯が目安です。(フードの説明に従って下さい)
ここでハリネズミさんと暮らすにあたりポイントが1つ。
ハリネズミさんはとてもグルメで偏食家です。
お気に入りのフードであってもある日突然食べなくなってしまうことがあるのです。
その為一度に何種類かのフードと、拒食に入った時でも食べるお気に入りのおやつなどを用意しておきましょう。
また、歯が弱くあまり固いものは食べられないのでフードをふやかすなどの工夫を必要です。
ただし柔らかいごはんばかり与えると今度は歯石や歯周病などの問題も起こりますので、バランスを見ながら美味しいごはんを与えてあげましょう。
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【ヨツユビハリネズミは夜行性】
ハリネズミさんは夜行性の為飼い主さんの生活時間によってはスキンシップや観察がしにくく体調不良に気がつきにくいという事もあります。
お迎えしたらまずはハリネズミさんを診てもらえる専門家のいる獣医さんを探しておきましょう。
可愛らしくおっとりした癒し系の小動物ですがとても臆病な性格で、犬や猫のようになつくというより、人の匂いや声に慣れるという程度なのでスキンシップはストレスになることもあります。
その為一緒にそれほど遊べません。
トイレのしつけも難しく、ある程度決まったところで済ませますがマメなお掃除が必要になります。
【ヨツユビハリネズミのお迎え】
ハリネズミさんは育った環境によって慣れやすい子も居ますが、なかなか慣れずにずっと威嚇をしたままの子も沢山います。
そういった子が必ず心を開いてくれるとは言い難いので、一緒に暮らすからには最期までお世話できると思えるまで安易に手を出すのはやめましょう。
また環境によってはダニや皮膚疾患に感染している場合もありますので、お迎え前にはよく見せてもらい気が合いそうな子を選ぶようにしましょう。
最近ではお近くのホームセンターなどでもお迎えできますが、飼育について相談しやすいブリーダーさんからのお迎えもおススメです。
ハリネズミさんは思っている以上に懐きませんが、飼い主さんの匂いに慣らして安心してもらうことはできます。
お迎えの時に巣材などに匂いのついた布などを入れておくと比較的慣れやすいという話もあるので試してみるのもいいでしょう。
【ヨツユビハリネズミを飼う際に最初にかかるお金】
金額の相場はおよそ1万円から4万円ほどまで。
飼育用品はケージ、餌皿、給水機、ごはん、おやつ、ペットシーツや床材などを合わせて2万円から3万円ほどかかります。
プラス、ハリネズミさんは意外と運動量も多く回し車が大好きです。
大きな回し車も用意してあげるとハリネズミさんの健康のためにもとても良いでしょう。
ハリネズミさんの飼育グッズはハムスターなどの小動物系でまとめられていたりしますので、選ぶ時はサイズを意識して選ぶのがオススメです。
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【ハリネズミの飼い方・育て方(ヨツユビハリネズミ)まとめ】
可愛いハリネズミさんの飼育は少し大変ですが、癒しがいっぱいの生活になりますよ。
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