【入門〜有段者】各戦法将棋定跡本で棋力上達!最強おすすめ人気ランキングベスト10

定跡を覚えて段位を目指したいという方のために、おすすめの定跡本を人気ランキングにてご紹介。絶対に一度は読んでおきたいベストセラーから、最新定跡を網羅した総合定跡本など、段位を目指すなら避けて通れないものばかりです。将棋の「定跡本」は、序盤から中盤の各戦法・戦型の基本的な指し方を学ぶための書籍です。居飛車の基本定跡である矢倉・棒銀・角換わり・相掛かり・横歩取りのほかに、振り飛車なら三間飛車・四間飛車・中飛車など様々な戦型の定跡があり、どこから勉強すればいいのかわからないという方も多いはず。

 

【将棋定跡本の選び方のポイント】

どれだけ多くの人に読まれている良書であっても、自分に合わない棋書(将棋の書籍)は力になりません。以下で紹介する3つの重要ポイントを押さえ、自分に合った棋書を選びましょう。

 

《定跡本は2種類セットで揃えよう》

定跡本には「総合定跡本」と「各戦法定跡本」の2種類があります。定跡を勉強するならどちらも欠かせないので、各1冊ずつ選ぶようにしましょう。

 

・総合定跡本はベストセラー作品がおすすめ

総合定跡本とは、様々な戦型が解説された「定跡の教科書」です。初心者なら戦型を知るために、中級者以上は指し手の確認のために使います。将棋で段位を目指したいのであれば、必ず1冊は必要となりますので、まずは自分に合った総合定跡本を見つけましょう。総合定跡本は、最新定跡が載っていなくても問題ありません。おすすめは、昔から読まれているベストセラー作品です。各戦型が生まれた背景や歴史が詳しく書かれていることが多く、将棋の基本的な考え方を学ぶのに向いています。総合定跡本を読むのは、自分の戦法を理解するだけでなく、相手の戦法を知るためでもあります。「居飛車」「振り飛車」どちらも幅広く解説されているものを選びましょう。

 

・各戦法定跡本は自分の得意戦法に特化した1冊を

総合定跡本とは別に、自分の得意な戦法を詳しく解説している「各戦法定跡本」が必要です。各戦法に焦点を絞った定跡本で、総合定跡本には載っていない細かい変化まで詳しく書かれています。まずは「総合定跡本」でこれから勉強したい戦法を選び、それが決まったら「各戦法定跡本」でひたすら自分の得意戦法に磨きをかけましょう。「居飛車」「振り飛車」という大きい枠ではなく、「3七銀戦法」「ゴキゲン中飛車」「横歩取り△8五飛」「一手損角換わり」など、できるだけ戦法を絞って棋書を選ぶのがおすすめです。いろいろな戦法に手を出すより、まずは1つの戦法をしっかり学ぶことで、棋力が一気に上がるはずです。

 

《定跡本を自分の棋力に合わせて選ぶ》

将棋の強さをあらわす「棋力」は、入門・初級・中級・上級・有段の5段階に分けることができます。定跡本を選ぶ際は、この「棋力」を目安に選ぶのがポイントです。

 

・入門・初級者は局面図の多いタイプがおすすめ

すべての駒の動きがわかり、1~3手詰めの「詰め将棋」を解くことができるのが「入門・初級者」です。この時期に選ぶ定跡本は、簡単すぎるくらいがちょうど良いとされています。試し読みをして「話の筋がわかるかどうか」を基準に選んでみましょう。初めて定跡本を購入するのであれば「局面図がたくさん載っているタイプ」の定跡本がおすすめです。局面図とは、定跡が進む中であらわれる各局面を図にした参考図です。定跡の勉強で最も大変なのは「棋譜記号」を読むことですが、局面図が多ければ初心者でも読み進めやすくなります。定跡の勉強は「詰め将棋」や「次の一手」と比べて苦手な方が多いです。難解な棋譜記号を見て挫折しないよう、できるだけ簡単な定跡本からはじめるようにしましょう。

 

・中級者以上は自分の棋力と同じレベルを選ぼう

自分の得意戦法を持ち、基本的な手筋を使えるのが「中級者」。さらに複数の戦法を使い分け、相手との駆け引きを楽しめるのが「上級者」です。棋力が中級者以上であれば「自分の棋力に合う定跡本」を選ぶようにしましょう。入門・初級者と違って、簡単すぎる定跡本では勉強になりませんし、難しすぎても読むのが大変です。インターネット購入であれば「試し読み」や「口コミ」などを利用し、書籍のレベルを判断しましょう。このあとのおすすめ商品の紹介では、すべてに「おすすめの棋力」を記載しています。それを参考にしつつ、自分のレベルに見合った定跡本を選んでみましょう。

 

《定跡本は憧れの棋士が書いた書籍もおすすめ》

棋書を選ぶうえで、憧れの棋士が執筆した書籍を選ぶのはとても大切なことです。モチベーションも上がりますし、「真似すること」が大切な定跡の勉強に「憧れ」は大きな力となります。現役棋士の中では、将棋界のトッププレイヤーである「羽生善治」や、永世竜王の資格を持つ「渡辺明」の著が人気です。さらに伝説の島研を代表する「島朗」や、多くの名作を生んだ「深浦康市」、藤井システム考案の「藤井猛」など、数多くの実力者たちが名著を残しています。定跡本は「手筋」や「次の一手」に比べて著者のクセが出やすく、「棋力は合っているのに読みにくい」「初心者だけど難しい本が読めた」ということも起こります。このあと紹介するランキングでは「どんな棋士が書いたのか」ということにも触れて紹介していますので、ぜひ注目してみてください。

 

【入門〜有段者 各戦法将棋定跡本で棋力上達!最強おすすめ人気ランキングベスト10】

選び方のポイントを確認したところで、次は実際におすすめ定跡本の人気ランキングのご紹介です。

 

10位:創元社 振り飛車の極意(ス-パ-将棋講座)

創元社 振り飛車の極意(ス-パ-将棋講座)

著者:鈴木大介

種類:総合定跡本(振り飛車限定)

棋力:中級者~上者向け

ページ数:206ページ

《振り飛車党なら一度は読んでおきたい解説本》

鈴木八段の著書は読みやすくわかりやすいです。初段程度の棋力の方には最適な教材です。3段以上の方には少々優しすぎるでしょう。振り飛車に求められる柔軟な感覚や大局観を養い、勝つための手筋や極意を解説されています。実戦棋譜付き。

 

 

9位:糸谷&斎藤の現代将棋解体新書

マイナビ出版 糸谷&斎藤の現代将棋解体新書

著者:糸谷哲郎、斎藤慎太郎

種類:総合定跡本(居飛車寄り)

棋力:上級者向け

ページ数:300ページ

《二人の対話形式による序盤戦法の解説書》

現代将棋を研究し、近年急速に力を伸ばしてきた「糸谷 哲郎(いとだに てつろう)」(竜王経験者)と、「超光速の詰士」との呼び名も高い「斎藤 慎太郎(さいとう しんたろう)」の共著。新進気鋭の関西トップ棋士二人が、お互いの将棋観や大局観(全体の形の良し悪し)をぶつけ合いながら各局面を考察していく総合定跡本です。ほとんどが二人の対話形式で書かれており、読み進めやすいのが特徴。居飛車では「相矢倉」や「横歩取り」、振り飛車は「石田流」「四間相穴熊」「ゴキゲン中飛車」など、二人の深い研究が光る著書となっています。内容が高度なので、ある程度知識のある上級者・有段者が、プロの見解を知るために読む本と言えるでしょう。全体で見ると居飛車寄りの解説となっているところはやや残念。振り飛車党でも勉強にはなりますが、少し物足りないと感じるかもしれません。居飛車党の上級者なら、ぜひ一度は読んでおきたい定跡本です。

 

 

8位:浅川書房 最新戦法の話(最強将棋21)

浅川書房 最新戦法の話(最強将棋21)

著者:勝又清和

種類:総合定跡本

棋力:中級者~上級者向け

ページ数:296ページ

《序盤研究のスペシャリストが執筆した1冊》

序盤研究を熱心に行い「教授」の愛称で親しまれた、「勝又 清和(かつまた きよかず)」の著書。基本の「矢倉」から「一手損角換わり」「藤井システム」「ゴキゲン中飛車」など、現在でも通用する主流戦法がまとめられています。特におもしろいのは、筆者が各戦法のエキスパートに直接インタビューをし、その戦法が生まれた背景やその思想を非常にわかりやすく解説しているところです。内容のレベルは高いものの、実況講座のように書かれているため、中級者でも読めるようになっています。最新戦法と言っても約10年前の書籍なので、「石田流」など今では変化している定跡もあるのが残念なところ。ただしこの手の棋書は最新定跡を追いかけるためのものではなく、戦法の意味を理解し、大筋を知ることを目的としているので、その意味では非常に有用な書と言えるでしょう。

 

 

7位:マイナビ出版 将棋・序盤完全ガイド 相振り飛車編

マイナビ出版 将棋・序盤完全ガイド 相振り飛車編

著者:上野裕和

種類:総合定跡本(相振り飛車限定)

棋力:初級者~上級者向け

ページ数:240ページ

《相振り飛車の全体像を把握するのに最適な総合定跡本》

現役時代から序盤研究に力を入れていた「上野 裕和(うえの ひろかず)」が著者。本人は相居飛車・相振り飛車・対抗形すべて指しこなし、数多くの記事や定跡本を執筆しています。有段者でも納得の内容であるにも関わらず、初級者でも読めるのが凄いところ。「図面に対しての矢印」や「重要ワードの太文字」「わかりやすい導入文」など、一般的な解説本では当たり前ですが、棋書では初めての試みとなる工夫が数多くなされています。「相居飛車編」「振り飛車編」と合わせて3部作となっているため、総合定跡本としてのコストパフォーマンスは低めです。しかし自分の戦法・戦型がある程度決まっているなら、各書を購入して損はないでしょう。

 

 

6位:河出書房新社 四間飛車を指しこなす本(最強将棋塾)

河出書房新社 四間飛車を指しこなす本(1)(最強将棋塾)

著者:藤井猛

種類:各戦法定跡本(四間飛車)

棋力:上級者以上(振り飛車党なら中級者以上)

ページ数:134ページ

《藤井システム生みの親が執筆した四間飛車完全マニュアル》

羽生世代の中では遅咲きの棋士だった「藤井 猛(ふじい たけし)」が著者。相手の穴熊に対し居玉で速攻をしかける「藤井システム」は、今までになかった発想で将棋界に革命をもたらしました。この著はそんな藤井猛が最も得意とする「四間飛車」の戦術をすべて詰め込んだ「四間飛車完全マニュアル」です。理論的・体系的に解説されているだけでなく、次の一手形式で読者に指し手を考えさせるなど、読み進めていくうちに自然と四間飛車のイメージが身につく形となっています。上級者~有段者向けとなっているので、初級者や中級者には少し難しい内容ですが、ある程度実力があれば、局面図も多いため読み進めやすく、四間飛車党には手放せない1冊となるでしょう。ただし、肝心の藤井システムを学ぶには続編の(2)と(3)を読む必要があるため、コストパフォーマンスを考慮しこの順位となりました。内容的にはTOP3にも劣らない内容です。

 

 

5位:創元社 居飛車基本戦法 上達したい人の教科書!(スーパー将棋講座)

創元社 居飛車基本戦法 上達したい人の教科書!(スーパー将棋講座)

著者:高橋道雄

種類:総合定跡本(居飛車寄り)

棋力:入門者~中級者

ぺージ数:226 ページ

《居飛車で指したい初心者にオススメ!》

総合定跡本の中では数少ない「入門書」で、筆者は島朗と同じ「55年組」の一人「高橋 道雄(たかはし みちお)」。将棋をはじめて「どう指せばいいのかわからない」という方のために書かれているので、初心者でも安心して読み進めることができます。内容構成は居飛車の基本となる「原始棒銀」「相掛かり」「角換わり」「5七銀左戦法」の4つ。まずはこの4つの戦法を覚えることで、居飛車にも振り飛車にも勝てるようになります。入門書としては非常に優秀ですが、内容が「居飛車解説」に限定されていますので、やはり総合定跡本として「少し物足りない」感は否めません。内容は素晴らしいので、これから居飛車を指したいと決めている初心者の方には、ぜひ読んでもらいたい1冊です。

 

 

4位:マイナビ出版 木村の矢倉(3七銀戦法最新編)

マイナビ出版 木村の矢倉(3七銀戦法最新編)

著者︓⽊村⼀基

種類︓各戦法定跡本(3七銀戦法)

棋⼒︓中級者〜上級者

ぺージ数︓224ページ

《「木村の矢倉」シリーズの集大成》

生粋の居飛車党である「木村 一基(きむら かずき)」が著者。堅い守りに定評があり、粘り強い棋風で「受けの木村」と呼ばれています。お互いじっくり固めて終盤激しくぶつかり合う「矢倉」を最も得意とし、矢倉のスペシャリストとして「木村の矢倉」をシリーズ出版しています。「矢倉」は非常に深いところまで研究が進んでおり、一直線に終盤まで踏み込んでしまう「91手組定跡」なども存在します。この書では矢倉の基本となる43手目のあと、後手が指す「8五歩」「9五歩(91手組定跡)」の2パターンについて詳しく解説しています。3七銀戦法が生まれた背景や歴史を深く知りたい方は、姉妹書である「基礎編」がオススメです。こちらは矢倉の基本組手について、数多くの変化が解説されています。

 

 

3位:マイナビ出版 菅井ノート 相振り編

マイナビ出版 菅井ノート 相振り編

著者:菅井竜也

種類:各戦法定跡本(菅井流)

棋力:上級者~有段者

ぺージ数:224ページ

《振り飛車党なら必須の「菅井流」最新定跡を学ぶ》

王者・羽生善治から「王位」の座を奪い、一躍名を上げた「菅井 竜也(すがい たつや)」の著書。菅井は関西将棋界のホープで、切れ味の鋭い振り飛車が得意戦法です。この書は主に、現在プロの間でも最新定跡として主流となっている「菅井流」について解説しており、振り飛車を指すなら必須とも言える戦術書です。これまで数多くの「菅井流対策」が生み出されてきましたが、その対処法についても詳しく解説されています。本書では、アマチュアレベルであれば真似するだけで勝ててしまうほど、斬新な指し手がたくさん解説されています。ただし棋力が低いとその局面に到達しないこともあるため、上級者以上の棋力は必要。「菅井流を知らなかった」だけで簡単に負けてしまうこともあるので、段位を目指す上級者であれば、ぜひ一度は読んでおきたい定跡本です。

 

 

2位:浅川書房 四間飛車破り(急戦編)(最強将棋21)

浅川書房 四間飛車破り(急戦編)(最強将棋21)

著者:渡辺明

種類:各戦法定跡本(対四間飛車)

棋力:中級者~有段者

ページ数:270ページ

《四間飛車にはこれで勝てる!》

アマチュア間での採用率が非常に高い「四間飛車」に対して、急戦でどう挑むのか、その攻防がわかりやすく解説されています。著者は永世竜王の資格を持つ「渡辺 明(わたなべ あきら)」。各局面における形勢判断が明快なのは、渡辺明著の特徴です。「こう指せば先手勝ち」「この手は振り飛車良し」など、形勢判断がはっきり書かれており、プロ棋士最高峰の大局観を味わうことができるでしょう。内容は四間飛車に対して有効な「4五歩早仕掛け」「4六銀左」「棒銀」などの急戦戦法を解説しています。基本的にはページ単位での解説で読みやすく、参考となる難易度表示(基本・上級・プロ級)もあり、定跡の教科書として非常に使い勝手の良いものとなっています。

 

 

1位:河出書房新社 羽生善治の定跡の教科書

河出書房新社 羽生善治の定跡の教科書

著者:羽生善治

種類:総合定跡本

棋力:入門~初級者

ページ数:226ページ

《初心者が選ぶ総合定跡本はこれで決まり!》

棋士界のトッププレイヤー「羽生 善治(はぶ よしはる)」が著者の、初心者向け定跡本です。将棋の基本となる10の戦型を、初心者でもわかりやすく解説しています。内容が非常にわかりやすく、すべての初心者に読んでほしい最高の1冊です。基本定跡が幅広く解説されているので、入門者や初級者が自分の得意戦法を見つけるのに最適な書となっています。広く浅く戦法を知っているだけでも、相手の指し手の意図(どこから攻めてくるかなど)に気づくことができるため、試合を有利に進めることができるでしょう。上級者向けではないため、細かい変化は書かれていませんし、相手が正しい応手をすれば簡単に対応されてしまいます。しかし初心者は基礎を身につけることがとても大切で、この書にはそのために必要なことがすべて詰まっています。これから将棋をはじめる方や、はじめたばかりで何から勉強すればいいかわからない、という方はぜひこの書を選んでみてください。

 

《将棋が強くなる戦法・ルール・定跡が学べる教本特集》

人気プロ棋士の羽生善治・中原誠・藤井ひろしが監修する本や、漫画をたくさん取り入れた本までたくさんの種類があります。将棋は集中力をつけ、しっかり考える力や礼儀作法を身に着けることができるため、将棋を習わせたい親御さんや、将棋に興味を持ち始めたお子さんも増えています。とはいえ将棋教室が近くにない・身近に教える人がいないという悩みも多いはず。そんな時おすすめなのが、子供向けの将棋本です。

【子供向け教本】将棋まとめ人気おすすめランキングベスト8|強くなる

 

初心者向けの将棋の本には、子どもを対象にしたものが多いですが、大人向けに将棋のルールを一から解説している本や、子どもの頃にルールは覚えたけど実際に将棋を指すのは久しぶりの人に向けたやさしい内容の解説書などもたくさん出版されています。将棋の楽しさを知るには、何歳になっても遅すぎるということはありません。ルールとコツを覚えたら、将棋の楽しさに熱中すること間違いなし。

【戦法・ルール】将棋が強くなる初心者からの教本おすすめ人気ランキングベスト7

 

【入門〜有段者 各戦法将棋定跡本で棋力上達!最強おすすめ人気ランキングまとめ】

星の数ほどある定跡本の中で、本当にオススメできるものだけをご紹介しました。将棋は指すだけでは強くなれないので、本当に強くなりたいなら、定跡や手筋の勉強は必ず必要になります。まずは自分の棋力を知ることからスタートし、愛読書となる1冊を探してみましょう。