【全巻セット】サスペンス漫画の最強人気おすすめランキング50選|楽天 2018年最新版

雑誌はもちろんwebやアプリなどで連載されている作品も含めて、おすすめのサスペンス漫画を人気ランキングにてご紹介。連載中・完結済みどちらも紹介していますので、最新刊を追いかけたいか、完結している全巻揃えてじっくり読みたいか、ご自分のタイプにあわせて選んでくださいね。また、中には一巻や一話を無料で試し読みできる漫画もあるので、気になった作品はぜひチェックしてみましょう!

 

Contents

【そもそも、サスペンスとは?】

主に緊張や不安を抱いた状況が続く作品のことを指します。ホラー・ミステリー・サイコなどと組み合わさることも多く、ハラハラドキドキできるということで、人気の高いジャンルです。メジャーなジャンルなだけに少女漫画や青年漫画など幅広いカテゴリーで発売されており、どれが面白いのかわからず悩んでしまう方も多いので、早速ランキングを見てみましょう。

 

【全巻セット サスペンス漫画の最強人気おすすめランキング50選|楽天 2018年最新版】

それではさっそくランキングを紹介していきます。完全にシリアスなものからコメディ要素のあるものまでさまざまな作品を紹介していますので、あらすじや絵柄が気になる作品があればぜひチェックしてみてくださいね!中には思わぬ好みの作品との出会いがあるかもしれません。

 

50位:ダーウィンズゲーム FLIPFLOPs

ダーウィンズゲーム (少年チャンピオン・コミックス)

・著者:FLIPFLOs

・出版社:秋田書店

・巻数:既刊13巻

《ごく普通の高校生が能力バトルデスゲームに参加!》

謎のソーシャルゲームアプリ「ダーウィンズ・ゲーム」を起動してしまったことをきっかけに、ごく普通の高校生・カナメがデスゲームに巻き込まれるというストーリー。第1話目から「これはただごとではない」という不安感が煽られる、ハラハラする展開が見どころです。そもそものきっかけが、「友達から送られてきたソーシャルゲームアプリの友達紹介メールをタップしてしまう」ことなのでリアリティは抜群。絵柄も端整ですっきりとしており、現代的な雰囲気にマッチしています。とにかく続きが気になる!という気分が味わいたい方におすすめ。

 

 

49位:DIRTY~ダーティー~ 天王寺大・富沢順

DIRTY〜ダーティー〜 (ニチブンコミックス)

・著者:天王寺大・富沢順

・出版社:日本文芸社

・巻数:全2巻

《美貌の主人公による、大人のクライム・サスペンス》

天才ハッカーの美女・八神エリカと殺人事件を描いたクライム・サスペンス。漫画ゴラクに連載されていただけあって、非常に大人な雰囲気の作品です。主人公の魅力もさることながら、最初は彼女に利用される立場として登場する中年刑事の工藤にも人間的な魅力があり、ぐいぐい引き込まれます。全2巻と読みやすい長さなのも嬉しいところ。重厚感のある描写によるサスペンスを楽しみたい方には、ぜひおすすめしたい作品です。

 

 

48位:ホムンクルス 山本英夫

ホムンクルス (BIG SPIRITS COMICS)

・著者:山本英夫

・出版社:小学館

・巻数:全15巻

《「他人の深層心理を見る」男の哲学的なサスペンス》

主人公・名越は車中泊をして家を持たずに暮らしていたが、医学生の伊藤と出会い、報酬70万円と引きかえにトレパネーションという手術を受けることに。手術後、名越は他人の深層心理が異様な形で見えるようになっており……というストーリー。手術によって不思議な力を身につけた主人公がさまざまな人間の心を覗き、それによって自身の精神にも影響を受けていく描写に先が気になって仕方ありません。深層心理を反映した悪夢のようなイメージの描写も圧倒的。決して明るいストーリーではありませんが、哲学的なサスペンスを肌で感じられる作品です。

 

 

47位:放課後保健室 水城せとな

放課後保健室 (秋田文庫)

・著者:水城せとな

・出版社:秋田書店

・巻数:全10巻

《繊細な絵柄と卓越した心理描写》

水城せとなさんの繊細で美しい絵柄による、学園を舞台にしたサスペンス。身体に秘密を抱える主人公が、保健室で謎の授業に参加させられるというストーリーです。心理描写が優れており、思春期の心の機微やコンプレックスが丹念に書き込まれています。ストーリーに無駄や中だるみがなく、10巻というちょうどいい長さもあいまって、一気に読んでしまうこと間違いなし。何度も読み返したくなるという声も多い、少女マンガのサスペンスの名作です。

 

 

46位:死役所 あずみきし

死役所 (BUNCH COMICS)

・著者:あずみきし

・出版社:新潮社

・巻数:既刊10巻

《死者の行き先を決める役所を舞台にしたオムニバスストーリー》

現世と死後の世界の狭間にある「死役所」。現実の市役所のような職員がおり、死者はここで行き先を決定される……という世界観。オムニバスなので読みやすく、一つ一つの話は短いですが、真相が気になるものばかりです。一般的な死後の世界のイメージとは違う、まるで役所のような雰囲気も斬新で引き込まれます。感動よりもどこか心に引っかかるような、考えさせられる話が多いので、読んだ後ちょっぴり心がモヤモヤするかもしれません。後味の悪い読みごたえを楽しめる方にはおすすめですが、最後は美しく終わって欲しいという方は注意してくださいね。ちなみに3月9日に最新の8巻が発売されたばかりです。

 

 

45位:少女不十分 西尾維新・はっとりみつる

少女不十分 (ヤンマガKCスペシャル)

・著者:西尾維新・はっとりみつる

・出版社:講談社

・巻数:全3巻

《大学生の「僕」と、「僕」を監禁する少女の物語》

こちらは西尾維新さんの同名小説をコミカライズした作品です。大学生の「僕」が小学生の少女に監禁され1週間を過ごすというストーリー。監禁とはいえ相手は子供なので、逃げようと思えば逃げられる状況なのですが、作品に漂う不穏な雰囲気のため緊張感のあるストーリーになっています。全3巻なので比較的集めやすいのも嬉しい点です。原作小説がお好きな方、または原作小説に興味があるけどまずはどんな話なのか知りたい方にもおすすめ。

 

 

44位:僕らはみんな死んでいる♪ きら

僕らはみんな死んでいる♪ (クイーンズコミックス)

・著者:きら

・出版社:集英社

・巻数:全10巻

《生き返る条件はカップルになること!異色のゲームもの》

神様と名乗る存在に、不思議な空間に集められた8人の男女。彼らは死者であり、神様曰く、8人の中で最初にカップルになった2人だけが生き返ることができるという。複数の男女がゲームをすることになるストーリーは多々ありますが、これはその中でも異色の「恋愛」のゲームです。少女漫画家として活躍しているきらさんの作品だけあって、絵柄はとても繊細で端整。設定はかなりハードですが、美しい絵柄のおかげで引っかかることなく読み進められます。ドラマ化されたこともあるので、そちらもチェックしてみてもいいかもしれませんね。

 

 

43位:天空侵犯 三浦追儺・大羽隆廣

天空侵犯 (KCデラックス 週刊少年マガジン)

・著者:三浦追儺・大羽隆廣

・出版社:講談社

・巻数:既刊15巻

《落下すれば即死亡!高層ビルを舞台にしたデスバトル》

高層ビルの立ち並ぶ異世界に飛ばされてしまった女子高生・本城遊理が、襲い来る仮面の男たちから逃げて生き延びようとするというストーリー。ビル同士が吊り橋で繋がっており、地上へは出られないという設定は緊迫感MAXです。閉鎖空間でのサバイバル作品は数多くありますが、ビルの屋上から飛び降りることで自殺できるという設定があるので、冒頭はキャラクターが自ら死を選んでしまわないかという不安感もあります。とにかくドキドキハラハラしたい!という方におすすめ。

 

 

42位:スクール人魚 吉富昭仁

スクール人魚 (チャンピオンREDコミックス)

・著者:吉富昭仁

・出版社:秋田書店

・巻数:既刊5巻

《夜の学校に人魚が現れる――少女たちのホラー・サスペンス!》

こちらはかなり変わった設定の作品。深夜の学校に「人魚」が現れ、その肉を食べると恋が叶う、という伝説を信じた少女たちの物語です。恋のおまじないのようで一見かわいらしいですが、実際には緊迫したシーンの連続です。「人魚」という超自然的な存在とその描写など、ホラーというジャンルにも当てはまりますが、二転三転しどうなるかわからない少女たちの関係など、サスペンス要素もあります。絵柄のかわいらしさに反してかなりハードなストーリーなので、グロテスクな描写に耐性のない方はお気をつけください。

 

 

41位:僕たちがやりました 金城宗幸・荒木光

僕たちがやりました (ヤンマガKCスペシャル)

・著者:金城宗幸・荒木光

・出版社:講談社

・巻数:既刊9巻

《「そこそこ」を求める高校生の青春クライム・サスペンス》

全てにおいて「そこそこ」の幸せを求める主人公とその友人4人組。毎日を楽しく暮らしていたはずが、近所の不良校の生徒に仲間が暴力を受け、その復讐で爆発事件を起こしてしまったことから、ギリギリの生活が始まってしまいます。主人公たちのリアルな若者らしさが見どころ。爆発事件を起こしてしまい、逮捕されないか怯える日々という非現実的な展開の中で、彼らのリアルな青春模様が絶妙な味を加えています。

 

 

40位:ハッピーシュガーライフ 鍵空とみやき

ハッピーシュガーライフ (ガンガンコミックスJOKER)

・著者:鍵空とみやき

・出版社:スクウェア・エニックス

・巻数:既刊6巻

《ふわふわした絵柄で紡がれるサイコな純愛》

主人公は女子高生の松坂さとう。可愛らしい容姿の美少女ですが、同居している神戸しおという少女に異常な執着心があり、どこか怖い雰囲気。ストーリーが進むにつれ、どうやら同居といっても普通の同居ではないらしいことが少しずつわかってきて、読んでいるとじわじわと不安にさいなまれます。純愛サイコホラーとも言われていますが、さとうとしおの関係は?・どうしてさとうはしおに執着するの?・姉妹ではないようだけどなぜ同居しているの?などなど、嫌な予感のする謎が随所に散りばめられており、サスペンスとしても一級品。女の子がかわいらしく描かれているので、そのギャップもあわせて楽しめます。

 

 

39位:オーダーメイド 高橋一仁

オーダーメイド (芳文社コミックス)

・著者:高橋一仁

・出版社:芳文社

・巻数:全7巻

《観た者の人生を狂わせる、1本500万円のアダルトビデオ》

路地裏にひっそりと佇む謎のアダルトショップ。そこでは1本500万円で、理想のアダルトビデオをオーダーメイドで作ってくれる店。客はそれぞれの理由をもとにオーダーメイドを依頼するが、それによって人生が変わっていく――という設定のオムニバス作品です。ビデオそのものよりも、それによって自分の心の中を暴かれた各話の主人公たちの変貌が圧巻。狂ってしまう者もいれば逆に自分に向き合って人生を好転させる者もおり、ラスト1ページまで展開が読めずハラハラ。人間心理の生々しい部分を描いたサスペンスです。

 

 

38位:ギフト± ナガテユカ

ギフト± (ニチブンコミックス)

・著者:ナガテユカ

・出版社:日本文芸社

・巻数:既刊10巻

《臓器売買をテーマにした、ハードで重厚なストーリー》

鈴原環はごく普通の女子高生。しかし、実際には犯罪者を捕獲し臓器を取り出し売買する仕事という裏の顔があり……というストーリー。設定はかなり衝撃的ですが、内容はごく真面目。グロテスクな描写はあるものの、テーマに対して真剣に向き合っている作品です。かなりハードな描写が続くので、慣れていない方には少々厳しいかもしれません。また、サスペンスはエンターテイメントとして気軽に楽しみたい方にも不向き。重厚なストーリーを楽しみたい方におすすめです。

 

 

37位:巨蟲列島 藤見泰高・RED ICE

巨蟲列島 (チャンピオンREDコミックス)

・著者:藤見泰高・RED ICE

・出版社:秋田書店

・巻数:既刊3巻

《巨大昆虫の島で生き延びる!戦慄のサバイバルサスペンス》

恐ろしい生物に追われるストーリーは古今東西の映画や漫画で人気ですが、これもその一つ。高校生たちが旅客機の事故により巨大昆虫の生息する島に流れ着いてしまい、そこでサバイバル生活をするというストーリーです。昆虫の恐ろしいデザインは必見。原作者の藤見泰高さんがこだわり抜いてデザインしており、虫の苦手な人は見るだけでゾワッとする外見です。事故の謎・昆虫の謎・島の謎などさまざまな謎が複雑に絡み合っているので、パニックホラーとしてもサスペンスとしても楽しめます。グロテスクな描写があるので苦手な方は注意して下さい。

 

 

36位:サエイズム 内水融

サエイズム (チャンピオンREDコミックス)

・著者:内水融

・出版社:秋田書店

・巻数:全4巻

《友達に異常な執着を見せる美少女の、学園サイコサスペンス!》

主人公の美沙緒は引っ込み思案な女子高生。才色兼備のクラスメイト・冴と友達になり最初は喜んでいたものの、冴は友達に異常な執着を見せる恐ろしい少女だった、というストーリーです。とにかく冴の一挙手一投足が恐ろしく、大人しいごく普通の少女である美沙緒が取り込まれていくさまにヒヤヒヤ。次第に美沙緒も勇気を出し、冴に対抗しようとするところからストーリーが加速します。全4巻とすっきりとしたボリュームでまとまっているので、サイコサスペンスを気軽に読んでみたい方におすすめです。

 

 

35位:リアルアカウント オクショウ・渡辺静

リアルアカウント (講談社コミックス)

・著者:オクショウ・渡辺静

・出版社:講談社

・巻数:既刊13巻

《SNSを使った緊迫のデスゲーム!》

国民的な広がりを見せるSNS「リアルアカウント」の世界に吸い込まれた主人公が、フォロワー数0で死亡・ゲーム敗北でも死亡というルールの中でゲームを強いられるというストーリー。現代人に馴染み深いSNSというシステムを使ったストーリーなので、入りやすく読んでいて引き込まれます。かわいらしい絵柄ですがゲームの内容は残酷で、どうやって主人公が生き残るのか、次に誰が負けてしまうのかでハラハラしっぱなし。キャラクターは皆個性的で、少年マンガらしい熱い展開もあり、どのような角度から読んでも楽しめるでしょう。幅広い層に支持されている現代的なデスゲーム・サスペンスです。

 

 

34位:ヒメアノ~ル 古谷実

ヒメアノ~ル (ヤンマガKCスペシャル)

・著者:古谷実

・出版社:講談社

・巻数:全6巻

《コメディタッチの日常に侵食する、非日常的な恐怖》

2016年に実写映画化されたばかりの作品です。主人公・岡田の日常と恋愛に平行して、サイコキラー・森田の日常と殺人も描かれており、コメディとサスペンスの入り混じった独特の雰囲気が特徴。若者たちのドタバタの日常が森田によって徐々に侵食されていくさまは、背筋がゾクッとすること間違いなし。コメディ要素とシリアス要素の落差が見事で、6巻という短めの内容ながら、どっぷりと引き込まれます。映画版とはストーリーやラストが変わっているので、映画を観て気になったという方にもおすすめです。

 

 

33位:瑠璃宮夢幻古物店 逢坂八代

瑠璃宮夢幻古物店 (アクションコミックス(月刊アクション))

・著者:逢坂八代

・出版社:双葉社

・巻数:既刊5巻

《不思議な古物店を訪れた人々の行く先は……》

美しい店主が営む古物店。そこを訪れた人々は呼び寄せられるように何かの品に手を伸ばす。しかしその古物には不思議な力があり……というストーリー。オムニバス形式なので気軽に読むことができますが、内容はダークで読みごたえがあります。古物店のアンティークな雰囲気も見どころの一つ。ミステリアスな雰囲気やダークファンタジーがお好きな方には満足いただけるであろうサスペンスです。ハッピーエンドの話が少ないので、最後は明るく終わってほしい方はご注意ください。

 

 

32位:食糧人類‐Starving Anonymous‐ 蔵石ユウ・イナベカズ・水谷健吾

食糧人類-Starving Anonymous- (ヤンマガKCスペシャル)

・著者:蔵石ユウ・イナベカズ・水谷健吾

・出版社:講談社

・巻数:既刊4巻

《人が喰われる極限の環境!特殊な設定にハラハラ》

ごく普通の高校生が、人間を家畜のように繁殖・加工する組織に捕まってしまうというストーリー。生理的嫌悪感を与えるような描写も多く、ホラー要素もあるサスペンスです。著者の方々は以前もパニックもののヒット作を発表しているので、実力は折り紙つき。3月中旬に2巻が発売されたばかりなので、最新の話に追いつきやすいのも嬉しいポイント。今のうちにチェックしておけば、今後どんどん話が緊迫していく中でもついていきやすいでしょう。

 

 

31位:絶園のテンペスト 城平京・左有秀・彩崎廉

絶園のテンペスト (ガンガンコミックス)

・著者:城平京・左有秀・彩崎廉

・出版社:スクウェア・エニックス

・巻数:全10巻

《駆け引き満載のバトル!ファンタジックな世界での魔法使いの戦い》

ファンタジーな世界観の中で繰り広げられる、魔法使いたちの戦いを描いた作品。ジャンルとしてはファンタジーですが、推理やサスペンス要素もあり、読者を飽きさせません。設定が入り組んでいるので最初はわかりづらいかもしれませんが、慣れてくると先が気になって仕方がない作品です。原作者の城平京さんはミステリー作家でもあるので、戦いの中の駆け引きも見逃せない要素となっています。ファンタジーや、頭脳戦がお好きな方におすすめです。

 

 

30位:ウツボラ 中村明日美子

ウツボラ (F×COMICS)

・著者:中村明日美子

・出版社:太田出版

・巻数:全2巻

《顔のない死体と謎の美少女――ミステリアスな雰囲気に浸る》

溝呂木という作家が、一人の女性の死と、死んだ女性の双子の妹と名乗る美少女によって謎に巻き込まれていくというストーリー。難解な展開と、夢の中のように美しい絵柄が特徴的です。作者の中村明日美子さんはさまざまなジャンルを描いていますが、サイコ・サスペンスである本作でも優れた実力を発揮しています。とにかく世界観が完成されているので、夢中になってしまうこと間違いなし。ぐるぐると巡る謎に引き込まれます。細かい伏線が多く散りばめられているので、読み終わった後、再読するとまた違った視点が楽しめるでしょう。

 

 

29位:累 松浦だるま

累 (イブニングKC)

・著者:松浦だるま

・出版社:講談社

・巻数:既刊12巻

《美醜をテーマに描かれる、衝撃的かつ巧妙なストーリー》

醜悪な外見に悩む少女・累が、母が遺した口紅によって人生を変えていく姿を描くサスペンス。口紅には口づけすることで相手と自分の顔を入れ替える力があり、この設定が大きなキーになっています。美醜が大きなテーマになっており、衝撃的なストーリーは読む人を飽きさせません。絵柄の美しさも特徴で、美しいものは美しく、醜いものは醜く描きながらも不快感のない絵は、美醜というテーマに対して説得力抜群。第1話が公開されてから各所で話題になっていた作品ですが、まだ10巻なので今から読んでも充分追いつけます。

 

 

28位:piece 芦原妃名子

Piece (フラワーコミックス)

・著者:芦原妃名子

・出版社:小学館

・巻数:全10巻

《死んだクラスメイトと自分の過去を辿り、最後に見つけたものは……》

高校時代のクラスメイト・折口はるかの死をきっかけに、彼女の過去を辿ることになった主人公・水帆。しかし、はるかの人生を辿るうち、自分の思い出も否応なく見つめることになり――というストーリー。数多くの伏線が張られており、続きはどうなるのかがとても気になる作品です。少女マンガらしいかわいい絵柄ですが、ストーリーは暗め。全10巻ですが読みごたえはあるので、完結した話をゆっくり追いかけたい方におすすめです。

 

 

27位:刻刻 堀尾省太

刻刻 (モーニング KC)

・著者:堀尾省太

・出版社:講談社

・巻数:全8巻

《時を止める能力を巡る、スリリングな異能力サスペンス》

「止界術」という時間を止める能力を持つ一族の主人公と、「止界術」を崇める集団との戦いを描く異能力サスペンス。設定はファンタジックですが、描写の積み重ねがとてもリアルで堅実なので、ストーリーをしっかりと楽しむことができます。伏線が多く、止界という設定のルールも独特なので、人によっては難解に感じるかもしれません。ですが、作りこまれたストーリーは一度ハマると止まらなくなります。時間をかけてじっくり読むのがおすすめです。

 

 

26位:残響 高橋ツトム

残響 (ビッグコミックススペシャル)

・著者:高橋ツトム

・出版社:小学館

・巻数:全3巻

《クライムサスペンスにして青春物語――賛否両論の問題作!》

安アパートで暮らす智という青年が、隣人の元ヤクザに自分を殺すよう頼まれるところから物語が始まります。その後も、彼を殺害し500万円という礼金を貰った智が、元ヤクザの老人の遺言を実行しようと堂錠会の組事務所に向かうなど、緊迫した展開の連続。乾いた独特の雰囲気が特徴的。クライムサスペンスとしての要素に加え、一人の青年の変化を描く青春物語としての趣もあり、さまざまな方向から楽しめます。

 

 

25位:奈落の羊 きづきあきら・サトウナンキ

奈落の羊 (アクションコミックス)

・著者:きづきあきら・サトウナンキ

・出版社:双葉社

・巻数:既刊6巻

《ネットの生配信で、心の闇があぶり出される》

大学に通いながら怠惰な生活を送る青年・修二は、あるときネットの生配信でお金を稼ごうと考えます。ネットカフェに住み貧困にあえぐ女性・メイとの出会いにより、彼女にさまざまな企画をさせ番組を作ろうとするが、思わぬ事件に巻き込まれ……という話。ネットの生配信は今や馴染み深いメディアですが、その嫌な面や暗い部分をフィーチャリングした作品です。嫌な気持ちになる描写も多いですが、ドロドロとした人間の心理や、それによって引き起こされる展開が気になる方にはおすすめ。

 

 

24位:白暮のクロニクル ゆうきまさみ

白暮のクロニクル (ビッグ コミックス)

・著者:ゆうきまさみ

・出版社:小学館

・巻数:既刊11巻

《不死の者たちにまつわる謎とドラマ》

「オキナガ」と呼ばれる不老不死の人間がいる現代日本が舞台。公務員の伏木あかりと「オキナガ」の雪村魁がさまざまな事件を解決していくのが基本のストーリーです。作者のゆうきまさみさんは数々のヒット作を生み出しているベテラン作家。この作品も他の作品同様に質が高く、幅広い層に評価されています。サスペンスだけでなくミステリーとしても上質で、大人が読んでも充分に楽しめます。残酷な描写もありますが、絵柄がさっぱりとしているのでグロテスクすぎずあまり読む人を選びません。連載中の上質なサスペンスやミステリをお求めの方におすすめ。

 

 

23位:クロサギ 夏原武・黒丸

クロサギ (ヤングサンデーコミックス)

・著者:夏原武・黒丸

・出版社:小学館

・巻数:全20巻

《詐欺師を喰う詐欺師!緊張感ある罠の掛け合い》

2003年から連載開始し、「新クロサギ」・「新クロサギ完結編」という続編も発表されているほどのロングセラー作品。ドラマ化などもしているのでご存知の方も多いはず。素人を騙す詐欺師を騙す詐欺師「クロサギ」の青年を主人公にしたサスペンス作品です。さまざまな詐欺の手法や法律関係の知識を得ることができる作品で、悪辣な詐欺師を罠にかけるということで、エンターテイメントとしての爽快感も抜群。巻数が多く長い作品ですが、既に完結しているので、落ち着いて読むにはぴったりです。

 

 

22位:LIAR GAME 甲斐谷忍

LIAR GAME (ヤングジャンプ・コミックス)

・著者:甲斐谷忍

・出版社:集英社

・巻数:全19巻

《「バカ正直」な主人公が騙し合いのギャンブルに挑む!》

ギャンブルをテーマにしたサスペンス作品。謎の組織が開催する「ライアーゲーム」に巻き込まれた主人公たちが、参加者同士で時に騙し合い時に協力し合う姿を描いたスリリングなストーリーが特徴です。ドラマ化もされているので、そちらを見た方も多いでしょう。ギャンブルがメインのストーリーにもかかわらず、主人公の女子大生が「バカ正直のナオ」と呼ばれるほどの正直者なのが見どころの一つ。騙し合いにまったく向いていない主人公がどうやって生き延びるのか、読み始めると気になって仕方がなくなってしまうでしょう。

 

 

21位:ミスミソウ 押切蓮介

ミスミソウ (ぶんか社コミックス)

・著者:押切蓮介

・出版社:ぶんか社

・巻数:全3巻

《気弱な少女の復讐譚――血も凍る猟奇サスペンス!》

作者の押切蓮介さんは心霊要素のある作品を多く発表している方ですが、こちらは超常現象的な要素は一切ありません。同級生からのイジメを受け、家族を殺害されてしまった少女が復讐をするというストーリーで、ひたすらに人の心の闇に焦点を当てた作品です。気弱ですが心優しく控えめな主人公が、家族の死に冷酷な復讐者になっていく過程が恐ろしくも悲しく、ページをめくる手が止まりません。グロテスクな描写と地方の町の静かな風景が何とも言えない不気味な味を出しており、唯一無二の作品になっています。

 

 

20位:サイレーン 山崎紗也夏

サイレーン (モーニング KC)

・著者:山崎紗也夏

・出版社:講談社

・巻数:全7巻

《ミステリアスな美女につきまとわれる刑事2人》

警察の機動捜査隊に所属する猪熊夕貴と里見偲が、謎の女性・橘カラと出会ったことで事件に巻き込まれていくというストーリー。2015年にドラマ化しているので、ご存知の方も多い作品です。サスペンスでありサイコスリラーでもあるので、内容はかなりシリアスなものとなっています。ドラマ版とはラストなどがまったく異なるので、ドラマを見たという方にもおすすめ。どちらのほうが好みかは人によるので、比較してみるのもいいかもしれませんね。

 

 

19位:All You Need is Kill 竹内良輔・小畑健

All You Need Is Kill (ジャンプコミックス)

・著者:竹内良輔・小畑健

・出版社:集英社

・巻数:全2巻

《SF×ループ×サスペンス――戦争の極限ループを生き残る!》

同名小説をコミカライズした作品です。主人公は異星からの刺客「ギタイ」と戦う軍人。死亡のたびに何故か時間がループするようになり、同様のループを経験する少女兵士・リタと共にループから脱出しようとするというストーリーです。原作の重厚なストーリーが2巻にきっちりまとまっており、小畑健さんの美しい絵柄もあいまって、とても完成度の高いコミカライズになっています。完結からかなり経ちますが、いまだに名作として推薦する方も多い作品なので、SFやループものがお好きな方には特におすすめです。

 

 

18位:オキテネムル 連打一人

オキテネムル (アクションコミックス)

・著者:連打一人

・出版社:双葉社

・巻数:既刊7巻

《ショッキングなシーンから始まるサスペンス》

謎の寄生生物により人が動物のような姿になり、死に至る事件が発生している現代日本が舞台。主人公は特殊能力を持っており、その力を使って感染源を見つけようとしています。まだ既刊6巻と始まったばかりですが、1巻の冒頭からかなり衝撃的なシーンで始まるので、一気に引き込まれてしまいますね。画力の高さもあり、グロテスクなシーンはとことんグロテスク。苦手な方は注意したほうがいいかもしれません。とにかく最初は謎が多いので、これはどういうことなのか?と気になることばかり。残酷な描写が平気な方であれば強くおすすめできるサスペンス漫画です。

 

 

17位:今際の国のアリス 麻生羽呂

今際の国のアリス (少年サンデーコミックス)

・著者:麻生羽呂

・出版社:小学館

・巻数:全18巻

《謎の「げぇむ」で命を懸けた頭脳戦!》

だらだらとした毎日を過ごしていた落ちこぼれの男子高校生・有栖は、ある日、巨大な花火に包まれて、友人と共に現実世界によく似た謎の世界に飛ばされてしまいます。そこで繰り広げられるゲームを描いた、いわゆるデスゲームものの作品です。一番の見どころは異世界で繰り広げられる心理戦・頭脳戦。ルールが絶望的なほどハードなので、主人公たちがどうやってゲームを切り抜けるのか、読んでいて気になってしまいます。デスゲームものの作品が好きな方に強くおすすめしたい作品です。

 

 

16位:予告犯 筒井哲也

予告犯 (ヤングジャンプコミックス)

・著者:筒井哲也

・出版社:集英社

・巻数:全3巻

《リアリティのある描写で描かれた、ネット社会のテロリズム》

新聞紙を頭に被り、インターネット動画投稿サイトで犯行予告を流す謎の男・シンブンシと、それを追う警察のサスペンススリラーです。シンブンシの犯行は主にネット上で炎上した者への制裁。インターネットでの動画投稿が当たり前のものになり、炎上が社会問題となっている今だからこそ真に迫ってくる作品です。卓越した画力で描かれているため、説得力は抜群。全3巻と読みやすい長さなのも嬉しいところ。映画化やドラマ化もされているので、まずそちらから入るのもいいかもしれません。映画やドラマを観て原作が気になっている人にもおすすめ。

 

 

15位:校舎のうらには天使が埋められている 小山鹿梨子

校舎のうらには天使が埋められている (講談社コミックス別冊フレンド)

・著者:小山鹿梨子

・出版社:講談社

・巻数:全7巻

《小学校を舞台にした衝撃のサスペンス》

こちらは連載開始当初から内容の凄まじさから話題になっていた作品です。舞台は小学校。蜂屋あいという女子生徒によって教室は支配されており、彼女の意思一つで教室内のイジメの標的が変わります。そんな中で彼女に対抗する子供たちの戦いがメインのストーリー。作中のイジメは子供のやることとは思えないほど残酷なものが多く、だからこそ、それに対抗する子供たちの姿が際立つような描写になっています。絵柄は少女マンガらしい柔らかいタッチなので、内容とのギャップもまた特徴のひとつです。

 

 

14位:幽霊塔 乃木坂太郎

幽麗塔 (ビッグコミックス)

・著者:乃木坂太郎

・出版社:小学館

・巻数:全9巻

《美しい青年の導きで、怪しい事件に巻き込まれる!》

昭和29年の日本が舞台のサスペンス漫画です。主人公の天野は下宿先の部屋代すら満足に払えない貧しい青年。あるとき、謎の美少年・テツオに幽霊塔の財宝探しを持ちかけられたことをきっかけに事件に巻き込まれていく……というストーリーです。昭和29年という舞台設定や殺人の描写など、全体的に和風の妖しい雰囲気に満ちた作品となっています。江戸川乱歩や横溝正史などが好きな方であれば、このミステリアスな雰囲気も気に入るでしょう。線の細い美しい絵柄も見どころ。

 

 

13位:ミュージアム 巴亮介

ミュージアム (ヤンマガKCスペシャル)

・著者:巴亮介

・出版社:講談社

・巻数:全3巻

《連続殺人鬼「カエル男」と孤独な刑事の戦い》

カエルのマスクを被った謎の男による猟奇的な連続殺人事件を、妻子に出て行かれた刑事・沢村が追うというストーリー。ショッキングな殺人シーンもさることながら、最後に明らかになるカエル男の正体も衝撃的。一時も気の休まらない、ホラーテイストのサスペンスです。カエル男は誰なのか、というミステリ部分も秀逸ですが、妻子と離れ孤独になった刑事の心理描写も秀逸です。2016年に映画化されたばかりなので、そちらを観て原作が気になったという方にもおすすめ。グロテスクな描写が多いので、苦手な方はご注意ください。

 

 

12位:監禁嬢 河野那歩也

監禁嬢 (アクションコミックス)

・著者:河野那歩也

・出版社:双葉社

・巻数:既刊4巻

《謎の女に監禁された高校教師の息詰まる脱出劇》

愛する妻子に恵まれ幸福に暮らしていた高校教師が、突然謎の女に監禁されるのが物語の冒頭。「カコ」と名乗るその女に主人公は一切見覚えがないものの、「私はだーれだ?思い出すまで許さない」と言われてしまいます。彼女は誰なのか、主人公は無事に脱出できるのか?とハラハラするストーリーです。作者にとって初連載ながら、電子書籍サイトなどではかなりの人気を誇っています。先が気になるスリリングなシチュエーションで、冒頭から読む人を引きつける作品です。

 

 

11位:自殺島 森恒二

自殺島 (ジェッツコミックス)

・著者:森恒二

・出版社:白泉社

・巻数:全17巻

《孤島に送り込まれた自殺未遂常習者たちのサバイバル!》

主人公・セイを始めとする自殺未遂常習者たちが、政府によって孤島に送り込まれ、サバイバル生活を余儀なくされるというストーリー。自殺を繰り返していたはずの主人公たちが、極限の状況下で自分の命と向き合っていく描写が見どころです。主人公たちの心理的はもちろん、作中に出てくるサバイバルに関する解説も見どころの一つ。様々な角度から楽しめる優れたサスペンス作品です。

 

 

10位:悪の教典 貴志祐介・烏山英司

悪の教典 (アフタヌーンKC)

・著者:貴志祐介・烏山英司

・出版社:講談社

・巻数:全9巻

《人気者の英語教師は、サイコパスの殺人鬼》

同名の小説をコミカライズした作品です。主人公の蓮実は生徒たちに「ハスミン」と呼ばれ慕われている、有能な英語教師。ですが、実際には殺人すら厭わないサイコパスで……というストーリー。グロテスクな描写もあり、ホラーテイストの強い作品ですが、生徒たちがどう蓮実に対抗するのかを描くサスペンス要素もあります。原作はコミカライズだけでなく映画化もされています。原作や映画を観て興味を抱いた方にもおすすめ。原作者がホラー小説の賞出身だけあってかなり恐ろしい描写が多々出てくるので、全編通してヒリヒリする緊張感が味わえます。

 

 

9位:神さまの言うとおり 金城宗幸・藤村緋二

神さまの言うとおり (講談社コミックス)

・著者:金城宗幸・藤村緋二

・出版社:講談社

・巻数:全5巻

《油断一つで命を落とす、理不尽で残酷なデスゲーム!》

ごく普通の高校生として暮らしていた主人公が、突如現れた謎のだるまによってデスゲームに巻き込まれるというストーリー。一部・二部構成になっており、「神さまの言うとおり」は全5巻ですが未完結で、「神さまの言うとおり弐」という第二部に続いています。第1話から少し間違えば死んでしまうゲームが始まっており、緊張感は抜群。ごく普通の日常シーンから急にデスゲームが始まるので、まさしく急転直下という言葉がピッタリ。とにかくハラハラドキドキしたい、という方におすすめです。

 

 

8位:がっこうぐらし! 海法紀光・千葉サドル

がっこうぐらし! (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

・著者:海法紀光・千葉サドル

・出版社:芳文社

・巻数:既刊9巻

《キュートな少女たちのゾンビサバイバル》

突然出現したゾンビたちにより、学校に立てこもっての生活をする少女たちの物語です。絵柄はふわふわとしたかわいらしいものなのに状況はハード。落ち込むような展開も多く、絵柄とのギャップを楽しむ読み方をしてもよさそうです。ジャンルとしてはゾンビものなのでホラーテイストが強いですが、ゾンビが出現するようになった理由が謎に包まれており、何らかの陰謀が絡んでいる気配があるなどサスペンス要素もたっぷり。また、かわいらしいキャラクターも見どころのひとつ。既刊9巻ですが話はまだ続いている大人気漫画です。

 

 

7位:七夕の国 岩明均

七夕の国 (小学館文庫)

・著者:岩明均

・出版社:小学館

・巻数:全4巻

《大学生の日常から戦国の世へ――壮大な物語》

対象に穴を空ける超能力を持つ青年が主人公の、本格的な伝奇SFサスペンスです。「寄生獣」や「ヒストリエ」などで有名な岩明均さんの作品。ごく平凡な大学生の日常から壮大なスケールへと広がっていく物語は圧巻です。岩明均さんと言えば優れたストーリーの作品を数多く発表していらっしゃることで有名ですが、こちらも目の肥えた読者にも満足できる完成度。コミックス版は現在手に入りにくいですが、文庫版が発売されており、そちらは購入しやすい状況です。

 

 

6位:MONSTER 浦沢直樹

MONSTER (ビッグコミックススペシャル)

・著者:浦沢直樹

・出版社:小学館

・巻数:全18巻

《読む者の倫理を問う、重厚なミステリー・サスペンス》

重厚で本格的なミステリー・サスペンス漫画。天才脳外科医のDr.テンマが、彼の手術により一命を取り留めた殺人鬼のヨハンを追うというストーリー。15年前に完結していますが、今なお高い評価を得続けている作品です。先が気になる巧みなストーリー展開もさることながら、倫理を問うテーマ性に深く考えさせられます。重くつらい展開もあるので、じっくり読むのにおすすめ。現在、コミックス版は手に入りづらい状況ですが、完全版として購入しやすい状態でも販売されているので、お好みでどうぞ。

 

 

5位:骨が腐るまで 内海八重

骨が腐るまで (講談社コミックス)

・著者:内海八重

・出版社:講談社

・巻数:既刊6巻

《11歳の夏、5人で人を殺して埋めた――不穏な青春を描く》

11歳の夏に人を殺め、死体を埋めた経験を共有する幼なじみ5人組。埋めた死体を確認する儀式を毎年行っている彼らのもとに、謎の男から死体を盗んだという脅迫電話が入り……というストーリー。こちらは漫画アプリ「マンガボックス」にて連載されている作品で、2016年に開始したばかりです。絵柄はかわいらしいですが、不穏で不吉な雰囲気が漂っています。電話をかけてきた男の指令に従わざるをえない展開は緊張感抜群。マンガボックスのサイトで最新話を読むことができるので、続きが更新されるとすぐに読めるのも嬉しいところです。

 

 

4位:走馬灯株式会社 菅原敬太

走馬灯株式会社 (アクションコミックス)

・著者:菅原敬太

・出版社:双葉社

・巻数:全10巻

《今までの自分の人生が全て録画されているとしたら?》

今までの人生をすべて見せてくれる「走馬灯株式会社」と、そこに迷い込んだ人々の人生を描くサスペンス作品。数話完結型のオムニバスストーリーで、後味のいい話もありますが、バッドエンドの話も数多くあります。冒頭と結末では意味合いが180度変わる、どんでん返しのある話も多く、読みごたえ抜群です。全10巻というちょうどいい長さと、数話完結なので基本的な設定を知っていれば何巻から読んでも支障がないという形式から、とても手に取りやすい作品となっています。ドラマ化もしているので、そちらを観て気になったという方にもおすすめ。

 

 

3位:DEATH NOTE 大場つぐみ・小畑健

DEATH NOTE (ジャンプ・コミックス)

・著者:大場つぐみ・小畑健

・出版社:集英社

・巻数:全12巻

《犯罪者を粛清するキラと天才探偵Lの頭脳戦》

様々なメディアミックスが今なお活発に行われている大ヒット作。名前を書くことで人を殺せる「デスノート」を手に入れた夜神月=キラと、キラを捕らえようとする天才探偵Lの駆け引きに次ぐ駆け引きが大きな見どころ。連載開始は2003年ですが、2018年の今でも色あせない名作です。次々に急展開を見せるストーリー展開は、読者をまったく飽きさせません。全12巻とは思えないほどの密度があります。2015年にドラマ化され、2016年に再映画化されたばかりなので、そちらを観て気になったという方にもおすすめです。

 

 

 

2位:僕だけがいない街 三部けい

僕だけがいない街 (カドカワコミックス・エース)

・著者:三部けい

・出版社:KADOKAWA

・巻数:全9巻

《小学生時代にタイムリープし、殺人事件の犯人を追う》

主人公の藤沼悟は売れない漫画家。「再上映(リバイバル)」という自分の意思とは無関係に発動するタイムリープ能力を持っています。その能力を使い、小学生時代に殺人事件を起こした犯人に立ち向かう、というストーリー。そもそもの犯人を追う動機が、殺人事件の真犯人に殺害された母の命を取り戻すためなので、最初から感情移入して読んでしまいます。小学生という無力な立場に戻り、真犯人を捜す緊迫した展開に、目が話せないこと間違いなしです。

 

 

1位:アイアムアヒーロー 花沢健吾

アイアムアヒーロー (ビッグコミックス)

・著者:花沢健吾

・出版社:小学館

・巻数:既刊22巻

《崩壊後の世界でサバイバル!》

ゾンビのような存在と化す謎の感染症が広まっている世界で、主人公たちがサバイバル生活を繰り広げるサスペンスホラー。コミックスの1巻はほとんどが主人公の日常描写に費やされており、それが崩壊する様子が衝撃的に描かれています。長らく人気を保ったまま連載が続いていましたが、2017年に遂に完結しました。既刊は21巻ですが、3月末に最終巻が発売される予定です。ボリュームはありますが先が気になる展開ばかりなので、最終巻が出たタイミングで一気に読むのもおすすめ。

 

 

《ホラー・ミステリー・パニック・ファンタジー系も気になる方に》

サスペンス漫画にこだわらず、ホラーやミステリー、パニック要素が好きな方におすすめの人気漫画ランキングも下記にてご紹介されています。

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緻密に構成された世界観は、読んでいる読者を別世界に引き込んで、不思議な力に溢れる世界をまるで自分が旅しているような感覚にさせてくれるファンタジー漫画の人気ランキングは以下にて掲載しています。

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いかがだったでしょうか?ご紹介した作品は、どれも一定以上の評価や人気を集めている作品ばかりです。ホラーテイストの強いものもあれば明るいものもあるので、自分の好みに合わせて、気になった作品をぜひ手に取ってみてくださいね。紹介した作品の中には最新刊がもうすぐ発売されるものや、完結したばかりのものもあります。気になる作品は次巻の発売予定もぜひチェックしてみましょう。