【ルール・定石】初心者からの囲碁入門書の人気おすすめランキングベスト10

囲碁のルールや定石を知らない方や、覚えたての初心者の人がゲームを有利に進める方法を学べる囲碁の入門書をご紹介いたします。実際に碁盤やPCなどのソフト上で石を置きながら、楽しく基本が身につけられる本を探すと入門レベルでつまづかずにステップアップしやすくなります。将棋と並び、日本のボードゲームで最も盛んにプレイされているのが囲碁です。上達すればするほど楽しくなる奥の深いゲームですが、囲碁を知らない方は敷居が高いと感じることもあるものですよね。

 

Contents

【初心者からの囲碁入門書の選び方】

囲碁ほどのメジャーなゲームとなると、解説本も多く出版されています。初心者向けのものでもかなり数多く出版されているので、入門書を選ぶ際のポイントをまとめています。

 

《序盤の布石~終局までの流れが掲載されているものがおすすめ》

囲碁の特殊なところの一つが、いつになったら対局が終わりになるのかが明示されないということです。お互いが、もう置くところがありませんねと合意すればそこで終局なのですが、初心者にはそもそも、どこが終わりなのかも分からないのではないでしょうか。序盤から終局まで、常に何をしたらいいのかが初心者に分かりにくい囲碁では、実戦の棋譜が紹介されていて、ここでは何をしているのか、ここではどうしてこのような手が打たれているのかなど囲碁の流れがわかる本がおすすめです。実際に石を置きながら視覚的に学習することで、囲碁というゲームの全容が理解できます。

 

《解説・指導で実績がある著者の本は分かりやすいものが多く人気》

囲碁のプロにも、新たな布石の研究などで評価されている方や大盤解説のわかりやすさに定評のある方など、いろいろな方がいます。アマチュア囲碁の普及や指導などに尽力されている方も、もちろんいらっしゃいます。そのため、特に入門書の場合には「強い人」の本を読めばいいというものではないことを覚えておきましょう。初心者指導の実績があったりなど、囲碁を教えるという点で実績がある方の本は、初心者がつまづきやすいツボをしっかり押さえていることが多いので、分かりやすくお勧めです。

 

《対局経験がない方はルール・マナーなどの解説があるものを》

上級者・有段者の方や、囲碁教室で直接対局の仕方やルール・マナーや石の扱い方を教えてもらえるなら必要ないかもしれませんが、実際に人と対局するのは不安という方もいらっしゃるかもしれません。そういった方は、囲碁のルールや「碁笥」などの基本的な用語の説明なども一からされている本が良いでしょう。初めて碁会所や囲碁教室などに行くとしても、最低限マナーなどについての知識があると安心です。ルールやマナーなどが頭に入っていれば、初心者でもやさしく親切に教えてもらえることがほとんどですよ。

 

《入門編を一通り終えたら次のSTEPを勉強しましょう》

入門編をクリアしたら、次は脱・初心者が目標です。そのためには、以下の2タイプの本をお供に勉強するのがおすすめです。中盤~終盤のヨセも勝敗を左右する大切な要素ですが、全部を本で学ぼうとするとパンクしてしまうので、ヨセはまず実戦での学習を中心にしてはいかがかと思います。

 

・序盤の定石、手筋

序盤の定石や手筋は、本を読みながら少しずつ、1つずつ自分の引き出しとして増やしていくものです。ただ定石の順番を丸暗記するだけでなく、それぞれの手にどのような意味があるのか、定石を外すとどうしてダメなのか、相手が定石を外した場合はどのように攻めればいいのかが分かりやすく解説されているものがおすすめです。初心者の間は、「置碁」の序盤で役立つ本もおすすめです。ハンデをもらって打つ特殊な状況で、序盤にどのようにリードを守ればいいのかなどを勉強することができますよ。

 

・詰碁問題集

入門編を学ぶと、石の生き死には非常に大切だということがわかると思います。大石が取られてしまうと、ほぼ形勢が決まってしまいますよね。そのため、脱・初心者のためにはいろいろな詰碁の問題集で石を取る・守るための急所を見極める力を高めていくことがポイントになります。詰碁の問題集はレベルに合わせてとてもたくさん出版されており、もちろん初心者の方でも取り組めるものもあります。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

【ルール・定石 初心者からの囲碁入門書の人気おすすめランキングベスト10】

それでは、現在出版されている囲碁入門書の中からおすすめのものを紹介していきます。入門者向けということで、主に分かりやすさが重視されています。

 

10位:井山裕太のいちばん強くなる囲碁入門 [ 井山裕太 ]

井山裕太のいちばん強くなる囲碁入門 [ 井山裕太 ]

・出版社:成美堂出版

・著者:井山裕太プロ

・ページ数:190ページ

・棋譜解説:序盤~終局(9路盤)

《現役最強プロ、井山7冠の貴重な入門向け著書》

著者は囲碁に興味のある方なら誰でも知っている、井山裕太プロです。囲碁界で史上初めてプロの7大タイトルを独占した実績があり、現役最強のプロであることは間違いありません。この本は井山裕太プロの入門書で、2択の問題とそれに対応する答えをわかりやすく解説しています。専門的な囲碁用語があまり登場せず、初心者でもとっつきやすい内容となっていますよ。序盤~終局までの実戦譜もありますが、規模の小さい9路盤のものになっています。そのため、この本だけで19路盤の囲碁がすぐに打てるというものではなく、本当に入門編という感じになることは押さえておきましょう。

 

 

9位:大人のためのらくらく囲碁入門 あなたも囲碁でスローライフ

大人のためのらくらく囲碁入門 あなたも囲碁でスローライフ

・出版社:日本棋院

・著者:-

・ページ数:191ページ

・棋譜解説:序盤の布石中心(19路盤)

《入門~初心者向けに序盤の布石までを解説》

こちらは、日本棋院が出版している入門本で、基本的なルールから簡単な布石までをカバーしています。実戦の棋譜も掲載しており、なかなか充実した内容となっています。実戦でのマナー解説もあるため、読めば一通り囲碁の対局ができるのではないでしょうか。9子置きの対局・互先での序盤の布石などが後半丁寧に解説されているのが親切です。19路盤での説明となっていて、対局ですぐに生かせる内容が多いのもポイントですね。

 

 

8位:よくわかる・すぐ打てる みんなの囲碁入門 [ 梅沢由香里 ]

よくわかる・すぐ打てる みんなの囲碁入門 [ 梅沢由香里 ]

・出版社:池田書店

・著者:梅沢由香里プロ

・ページ数:159ページ

・棋譜解説:19路盤で大まかに

《生き死に・陣地の作り方の楽しさがわかりやすい入門書》

著者の吉原由香里プロ(本の著者名は旧姓:梅沢)は、有名コミック「ヒカルの碁」の監修もしているなど、初心者への囲碁普及活動や指導に力を入れているプロです。特に囲碁の楽しさを分かりやすく解説してくれるのが、お子さんや入門者には嬉しいですね。この本も、囲碁の醍醐味である陣地づくりや石の生き死にの勝負などが大きな文字・箇条書きで分かりやすく楽しく説明されています。ジュニア向けと明記されてはいませんが、小学生くらいのお子さんでも豊富なイラスト・図で楽しく学べます。

 

 

7位:新版オールカラー いちばんわかりやすい囲碁入門 [ 白江治彦 ]

新版オールカラー いちばんわかりやすい囲碁入門 [ 白江治彦 ]

・出版社:西東社

・著者:白江治彦プロ

・ページ数:175ページ

・棋譜解説:19路盤で大まかに

《NHK囲碁講座も担当していたプロのわかりやすい入門書》

著者の白江プロはNHK囲碁講座など、アマチュア対象の講師として長く活躍された方です。この本は以前に出版された本を再編集したもので、より分かりやすさが洗練されています。特にゲームの終わり方や石の生き死に判定など、初心者が最初に覚えておきたいところの解説にページが割かれているのが特徴です。最後はプロの実戦譜での解説があるので、各局面での囲碁の流れ・考え方なども分かりやすくなっていますよ。

 

 

6位:基本がわかる囲碁トレーニング1 入門編

基本がわかる囲碁トレーニング1 入門編

・出版社:日本棋院

・著者:-

・ページ数:87ページ

・棋譜解説:なし

《入門者向けの簡単な問題集で、サブテキストとしておすすめの一冊》

この本はページ数も少なく、ルール解説などもありません。そのため、ルールを一から覚えようという方向けではありません。こちらは囲碁を始めたばかりの入門者向けに、石をとったり、連絡させたり、相手の石を分断させたりというテクニックを身につけるための基本問題を掲載しているものです。最後には簡単な詰碁問題も載っています。この本の問題を苦労なく正解できるようなら、入門レベルは脱出でしょう。解説書と並行して、復習用のサブテキストとしておすすめです。

 

 

5位:一人で学べる!小学生のための囲碁入門 [ 依田紀基 ]

一人で学べる!小学生のための囲碁入門 [ 依田紀基 ]

・出版社:日本文芸社

・著者:依田紀基

・ページ数:175ページ

・棋譜解説:9路盤・13路盤・19路盤

《実戦譜が多く囲碁の流れをつかみやすい》

9路盤・13路盤・19路盤と徐々にステップアップしていきながら、実践譜中心に囲碁の考え方を説明しているので、囲碁の具体的な流れが特に分かりやすい本書。最初に基本的なルール解説もなされています。著者の依田プロは子どもに向けた囲碁の普及活動などで実績があり、入門書も多く執筆しています。そのため、入門者・初心者が上達するためのツボを良くわかっていて、子どもでも分かりやすい内容にまとめられているところがおすすめポイントですよ。

 

 

4位:ぐんぐん強くなる囲碁入門 [ 加藤正夫・伊東大斜丸 ]

ぐんぐん強くなる囲碁入門 [ 加藤正夫・伊東大斜丸 ]

・出版社:日本文芸社

・著者:加藤正夫プロ・伊東大斜丸(囲碁ライター)

・ページ数:160ページ

・棋譜解説:9路盤・13路盤

《長く役立つ、切り離しタイプの基本定石一覧が嬉しい入門書》

こちらは要点を最初に押さえての各項目の解説や練習問題で、囲碁の基本がマスターできるようになっている入門書です。勝つために何をすればいいのか、ということを中心に書かれているのが特徴でしょう。何よりも嬉しいのが、序盤で最も頻出する星・小目の定石一覧を切り離して学べるということです。星や小目の定石は入門を離れて、どんなレベルに到達しても打たれるものですから、長く役立つことは間違いありません。

 

 

3位:はじめての囲碁入門 [ 依田紀基 ]

はじめての囲碁入門 [ 依田紀基 ]

・出版社:池田書店

・著者:依田紀基

・ページ数:208ページ

・棋譜解説:19路盤で大まかに

《練習問題が充実していて学びやすい》

終局についてまで含むルール解説・石の生き死に・実戦譜での解説と大まかに3つのセクションに分かれている本です。練習問題で学んだことの確認がしやすく、覚えやすいことが特徴となっています。5位の本と同じく、入門者やお子さんへの囲碁指導・普及で実績ある依田プロの著書ですが、こちらの方が石の取り方や生き死に判定などについて丁寧に書かれているようです。欠け眼など、丁寧にみておきたい初歩の概念にも力が入れられていますよ。

 

 

2位:ヒカルの囲碁入門 ヒカルと初段になろう! [ 石倉昇・小畑健 ]

ヒカルの囲碁入門 ヒカルと初段になろう! [ 石倉昇・小畑健 ]

・出版社:集英社

・著者:石倉昇プロ・小畑健(イラスト担当・漫画家)

・ページ数:224ページ

・棋譜解説:19路盤(互先・9子局)を解説

《人気コミックとのコラボでわかりやすく基本を覚えられる》

人気コミック「ヒカルの碁」とのコラボですが、決してコミックファン向けのものではなく、真剣に囲碁を学ぶための入門書であるこちら。特に19路盤での実戦譜が互先のもの、9子局のものそれぞれ模範となるものが並べられているので、繰り返し自分で並べてみると確実なレベルアップが期待できます。序盤にはルール解説もされていて、練習問題も充実しています。小学生くらいのお子さんはもちろん、大人の方にもおすすめできる一冊です。

 

 

1位:一人で強くなる囲碁入門 基本を覚えれば上達が早くなる [ 石倉昇 ]

一人で強くなる囲碁入門 基本を覚えれば上達が早くなる [ 石倉昇 ]

・出版社:日本文芸社

・著者:石倉昇プロ

・ページ数:222ページ

・棋譜解説:9路盤・13路盤・19路盤で丁寧に

《講師実績豊富なプロの本で、分かりやすい定番としておすすめ》

2位と同じく、講師として長く実績がある石倉プロの著書を、囲碁の入門書おすすめ第1位としてご紹介したいと思います。こちらは1998年が初出ですが、今でも長く親しまれる囲碁入門書の定番的な位置づけです。中級以上の方で、この本から囲碁を始めたという方も少なくないのではと思います。本の構成としては、まず簡単なルール解説から始まり、9路盤・13路盤・19路盤と徐々にレベルアップしながら、実際の棋譜の中で囲碁の基本的な事項を学んでいくというスタイルになっています。本を一通りマスターできる頃には、19路盤で最初から最後まで、初心者なりに考えながら囲碁を打ち終えることができるようになっている点が非常に優れていますよ。なぜそこに打つとだめなのか、こういう時は何を考えて打てばいいのかが、分かりやすく丁寧に説明されています。各セクションの最後に練習問題もついていて、復習もしっかりできます。19路盤で、まずは対局ができるようになりたいという方に特におすすめです。ルールに不安のある方でも、すんなりと入っていけます。

 

《ボードゲームの教本の人気ランキングを確認》

麻雀といえば、昔は知っている方にルールやコツを教わりながら・負けながら少しずつ覚えていくものというのが当たり前でした。しかし現在はアプリやオンライン対戦などで1人でも麻雀ができるようになり、優れた戦術本も登場しているので、自分でも麻雀の腕を磨いていくことができます。

【打ち方・勝ち方攻略】強くなる麻雀本の人気おすすめランキングベスト10 楽天ブックス

 

子供から大人まで、幅広い年代が楽しんでいる将棋。将棋をやってみたいと思ってもルールや戦法が分からない場合に役立つのが、初心者向けに解説された将棋の本です。初心者向けの将棋の本には、子どもを対象にしたものが多いですが、大人向けに将棋のルールを一から解説している本や、子どもの頃にルールは覚えたけど実際に将棋を指すのは久しぶりの人に向けたやさしい内容の解説書などもたくさん出版されています。将棋の楽しさを知るには、何歳になっても遅すぎるということはありません。ルールとコツを覚えたら、将棋の楽しさに熱中すること間違いなしですね。

【戦法・ルール】将棋が強くなる初心者からの教本おすすめ人気ランキングベスト7

 

【ルール・定石 初心者からの囲碁入門書の人気おすすめランキングベスト10まとめ】

いかがでしたか?囲碁は一度面白さを理解できると、一生遊べる趣味にもなります。誰でも最初は初心者です。入門者向けの本から、じっくり取り組んでみてはいかがでしょう。最近はインターネットなどで簡単に囲碁の対戦ができる時代になりましたが、書籍での学習は中級者・上級者の方でもとても有益です。本・実戦・棋譜検討をバランス良く繰り返すことで、上達がより一層早くなりますよ!この記事で入門書を手に入れて、囲碁の世界に親しんみてくださいね。