【戦法・ルール】将棋が強くなる初心者からの教本おすすめ人気ランキングベスト7
大人の初心者にぴったりの将棋本の選び方や、amazonや楽天通販でも為になるおすすめの1冊を人気ランキングにてご紹介。子供から大人まで、幅広い年代が楽しんでいる将棋。将棋をやってみたいと思ってもルールや戦法が分からない場合に役立つのが、初心者向けに解説された将棋の本です。初心者向けの将棋の本には、子どもを対象にしたものが多いですが、大人向けに将棋のルールを一から解説している本や、子どもの頃にルールは覚えたけど実際に将棋を指すのは久しぶりの人に向けたやさしい内容の解説書などもたくさん出版されています。将棋の楽しさを知るには、何歳になっても遅すぎるということはありません。ルールとコツを覚えたら、将棋の楽しさに熱中すること間違いなしですね。
Contents
【将棋が強くなる初心者からの教本の選び方】
非常に沢山の種類があって、どれを選べば良いのか迷わないように、初心者向けの将棋の本の選び方についてご説明します。
《将棋教本は実践で使えるやさしめから選ぶ》
将棋の本というのは読めばそれで終わりというものではなく、書いてある内容を身に付けて、実戦で使えるようになることに意味があります。難しい本を時間をかけて読むより、やさしめの本を選び、何度か読んだほうが記憶にも残り、身に付きやすくなるものです。難しい本を読んでも、ある種の満足感は得られるかもしれませんが、実力が付いたことにはなりません。やさしめの本を早めに通読し、実践も交えながら必要に応じて読み返すことが大事です。本の内容を実践できるように、練習を積み重ねていきましょう。
《将棋教本は序盤・中盤・終盤のうち、苦手な局面の対策本を選ぶ》
ある程度の実戦を経験しないと分からないかもしれませんが、自分が苦手なところ・自分の弱点を意識して、それをカバーしてくれるような本を選ぶと良いでしょう。自分がどこが苦手かが分からないという人は、序盤・中盤・終盤に分けて考えてみることをおすすめします。そもそも最初どんな手から始めればいいのか分からないといった人は、序盤の打ち方について詳しく書いている本がおすすです。終盤については、詰みに直接関わるところですから、詰め将棋の本がいいでしょう。中盤は色々な展開があるのでなかなか簡単ではないですが、経験を積むまでは中盤対策は後回しにしても良いでしょう。中盤対策をしたい場合は、初心者向けの本でも中盤の対策にページを割いている本がおすすめです。
《指したい戦法 or 戦法を決めるのに役立つものを選ぶ》
将棋には、居飛車・振り飛車の区別をはじめとして、細かく分ければ数え切れないほどの戦法があり、各戦法ごとに書かれた本も沢山あります。各戦法について詳しく書かれた本は、やはり難しくなってしまいますが、初心者向けのやさしい本ももちろんあります。もし自分が指したい戦法があるという人は、その戦法を解説した本を読むのが一番です。しかし、まだ指したい戦法がとくに決まっていない人でも、初心者向けに戦法が解説されているものは、これから自分がどんな戦法で指すかを決める際にも役に立ちます。
《迷ったら好きな棋士の著書を読んでみる》
ここまでに書いてきたような選び方でピンとくる本がない場合は、自分が好きな棋士が書いた本を選ぶのも一つの方法です。好きな棋士の本を読めば、自分が指すときだけでなく、その棋士の対局を見るときにもより興味深く見ることができます。また、好きな棋士が書いたコラムを読むともっと身近に感じるようになり、単純に読み物として楽しむこともできるでしょう。将棋の勉強の息抜きにもなります。本の内容とは直接関係しないですが、迷ったらこういった選び方もアリですよ。
【戦法・ルール 将棋が強くなる初心者からの教本おすすめ人気ランキングベスト7】
ここからは、おすすめの初心者向け将棋本をランキング形式で見ていきましょう。主にこれから将棋を始める人、子どもの頃に将棋をしたことあり久しぶりに再開する人を対象にした本をご紹介しています。ぜひ本を選ぶ際の参考にしてください。
7位:3手詰ハンドブック新版 浦野真彦
3手詰ハンドブック新版 浦野真彦
・出版社:浅川書房
・ページ数:205ページ
・サイズ:小B6判(ほぼ新書サイズ)
《詰将棋本の定番!》
将棋に強くなる、特に「終盤に強くなるには詰将棋を解くと良い」とよくいわれます。詰将棋の本は数多く出版されていますが、その中でも評価が高く、定番といっても言いものの一つがこの「3手詰ハンドブック」です。売れ筋ランキングでも常に上位に顔を出しています。この3手詰ハンドブックにはもう一冊「3手詰ハンドブックⅡ」があり、5手詰、7手詰の本も2冊ずつ出ています。基本的に手数が増えるにつれて難易度が上がっていくので、これらを順番に解いていくのもおすすめです。ちなみに、1手詰の本だけは、浅川書房ではなく、毎日コミュニケーションズから出版されています。初めて駒に触れるような本当の初心者は、1手詰から始めるといいでしょう。
6位:将棋入門ドリルステップ1 日本将棋連盟公式ドリル
将棋入門ドリルステップ1 日本将棋連盟公式ドリル
・出版社:くもん出版
・ページ数:95ページ
・サイズ:B5判
《超初心者に!ドリル形式で実力UP》
「将棋の勝ち負けは、どのように決まりますか。正しいものひとつをえらんで○を書きましょう」といったように、文字通りドリル形式で問題が掲載されています。漢字にルビがふってあることからも分かるように、本来は子どもを対象にした本です。しかし、大人でもドリル形式だと記憶に残りやすいため、将棋のルールは全く知らず、駒を初めて手に取るような人にはおすすめです。ドリルは1から3まで順にレベルが上がっていきますから、1ではやさし過ぎる人でも3なら役に立つこともあるでしょう。他にはあまりない形式なので、購入を検討される際には出版元の「くもん出版」のHPで実際に中身を確かめてから購入されることをおすすめします。
5位:将棋入門の次に読む本 「もう一度基本を」という方にも最適! 沼春雄
将棋入門の次に読む本 「もう一度基本を」という方にも最適! 沼春雄
・出版社:創元社
・ページ数:208ページ
・サイズ:A5判
《実戦での勝ち方を学びたい方におすすめ》
将棋を始めたばかりではなく、入門レベルはマスターしたという人のための本。全4章で構成されており、第1章と第2章は初心者でも指しやすいとされる棒銀戦法を解説、第3章と第4章は将棋の格言を実戦に即した形で紹介しています。ただ難点は、「入門の次」というには少し難易度が高すぎることです。全体的にかなり丁寧に解説されており、筆者が初心者を意識しているのは伝わってきます。しかし、特に3章と4章については、プロの実戦に登場した場面を使って解説されているため、初心者には少し難解過ぎるかもしれません。最初に読んでみて難しいと感じたところは読み飛ばし、何度か繰り返して読むうちに理解を深めていく読み方が良いでしょう。完全な初心者ではないけれど、なかなか勝ち方が分からない人、ある程度時間をかけてじっくり将棋を勉強したいという人におすすめです。
4位:ひふみんの将棋入門 新装版 加藤一二三
ひふみんの将棋入門 新装版 加藤一二三
・出版社:産経新聞出版
・ページ数:208ページ
・サイズ:四六判
《加藤一二三氏の将棋観に触れたい方に最適》
「ひふみん」こと加藤一二三さんがお書きになった入門書です。将棋会のレジェンドの一人で、棋士引退後も精力的に活動されていますから、ファンの方も多いのではないでしょうか。[新装版]とありますが、この本は2013年に出版された「脳が活性化する!大人がもう一度はじめる将棋入門」の新装版です。第1章と第2章で、将棋の基本的なルールと簡単なコツを解説。第3章には詰め将棋が50問収録されています。特徴的なのは、第4章にエッセイ的なものが収録されていることです。将棋の本に著者のコラムが掲載されることは珍しくありませんが、1章をまるまる取っている本はあまり見かけません。加藤一二三さんの将棋観・人生観に触れたいという人に最適でしょう。入門書としては、もともと「大人がもう一度はじめる~」という趣旨のものでしたから、他の入門書のように子どもを意識したイラストなどは多用されていません。例えば、電車の中で読んでも恥ずかしい思いをすることはないでしょう。少しそっけない印象を与えるかもしれませんが、子どもっぽい印象の本を避けたい人には向いています。
3位:木村一基の初級者でもわかる受けの基本 (NHK将棋シリーズ) 木村一基
木村一基の初級者でもわかる受けの基本 (NHK将棋シリーズ) 木村一基
・出版社:NHK出版
・ページ数:208ページ
・サイズ:A5判
《受けの重要性をしっかり解説》
「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持ち、受けの達人として知られている木村一基さんの本です。NHKの「将棋フォーカス」という番組で講座「木村一基の“先読み”受け方エクササイズ」を担当されていたときの内容が基になっています。将棋のルールも知らない全くの初心者を対象にした本ではありませんが、将棋を始めたばかりという人でも十分に読める内容です。初心者のうちは、どうしても意識が「攻め」の方に行きがちで、「受け」の重要性には気付きにくいのですが、「受けることは何故大事なのか」といったところから丁寧に解説されています。棋譜だけでなく図も多く使われていて初心者に読みやすいのも嬉しいポイントです。終盤・中盤・序盤の順に解説されており、初心者には分かりにくい序盤の話は最後の方で解説されているため、理解しやすくなっています。初心者に向けた本ですが、ある程度将棋を指しているのになかなか勝率が上がらないという人が読んでも損はないでしょう。
2位:将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 Kindle版(電子書籍)上野裕和
将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 Kindle版(電子書籍)上野裕和
・出版社:マイナビ出版
・ページ数:224ページ
・サイズ:四六判
《各戦法が使われるようになった背景も学べる》
「完全ガイド」というと上級者向けの難しい本を想像しがちですが、実際には初心者を強く意識した本です。「将棋を指さない人でも興味深く読める」のが特徴で、テレビやネットの将棋中継を見るのが好きという方が読んでも楽しめます。逆に言えば、具体的な指し方の解説を求めている人には少し物足りないかもしれません。第1部は「序盤の基礎知識」、第2部は「歴史を振り返る」、第3部は「現代振り飛車の主流戦法の紹介」という内容。第2部は、振り飛車対居飛車の歴史を振り返るものですが、こういった過去の歴史を踏まえて、現在指されている戦法が使われるようになった背景を解説した本はなかなかありません。少し残念な点としては、この本は2012年の出版で、紙の書籍は中古あるいは新品の場合はプレミアムが付いた価格でしか買えないことです。もっともAmazonではKidle版が、出版社のHPではPDF版が購入できるので、紙書籍に拘らない人は問題なく読むことができます。
1位:羽生善治のみるみる強くなる将棋入門 5ヵ条で勝ち方がわかる 羽生善治監修
羽生善治のみるみる強くなる将棋入門 5ヵ条で勝ち方がわかる 羽生善治監修
・出版社:池田書店
・ページ数:192ページ
・サイズ:A5判
《勝負に勝つための五ヵ条を徹底解説》
いわずと知れた羽生善治さん監修の入門書です。将棋の基本的なルールから解説されているため、全くの将棋初心者でも読める内容です。キモになる部分は第2章で、「勝負に勝つための5ヵ条」として「取る」「攻める」「成る」「詰める・寄せる」「囲う」の5つが解説されています。将棋を指す上での基本的な考え方・思考法といったものが解説されており、第1章の「駒プロフィール」と合わせて読むと、将棋というゲームの楽しみ方が分かるでしょう。適宜イラストも挿入されており、最初の一冊としておすすめです。ちなみに「羽生善治のみるみる強くなる」シリーズには、「みるみる強くなる序盤の指し方入門」「みるみる強くなる終盤の勝ち方入門」という姉妹本もあります。入門をマスターしたら、これらの本に進むのもよいでしょう。
《将棋が強くなるのに役立つ定跡本も確認》
将棋が強くなるには定跡を知ることが必須であり、早い実力アップが見込めます。型を学び、優れた次の一手を導くために、定跡をマスターしてくださいね。
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今回は、戦法・ルールが学べる、将棋が強くなる初心者からの教本おすすめ人気ランキングと選び方のご紹介でしたが、いかがでしたか?将棋というのは、何歳からでも始められ、何歳になっても楽しめるゲームです。大人の趣味として知的能力を鍛えたり、脳の衰えを防いだりするのにピッタリですし、同好の士も多く交友関係を広げることもできます。はじめて将棋の駒を手にする人も久しぶりに再開する人も、この記事を参考にして自分に合った本を選びましょう。