【美容と健康】リンパマッサージで美容効果UP♪ ①
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リンパ
リンパとはどのようなものなのか…。
血管と同じように身体中にめぐるように存在していて、 これをリンパ管と言います。
この張り巡らされたリンパ管を流れる透明液をリンパ液と言い、 老廃物やいらなくなった細胞を運んで捨てる役割をしているので、 この循環が滞ることによって肩こりやむくみ、 肌荒れなどの症状につながります。
しかし、 このリンパは血液のように心臓のポンプで循環されるわけではなく 、 リンパ管の周りの筋肉収縮運動で動くので生活の中でバランスが崩 れたり滞りやすくなっています。
これを外からの圧で整えるのがリンパマッサージです。
細胞の周りに水分などが固まり大きくなったものを細かく流れやす くし、循環をサポートします!
循環
・骨格筋の動き
・動脈の動き
・腸の蠕動運動
・呼吸
・外からの圧力
運ぶもの
・いらなくなった細胞
・老廃物
・疲れの元の乳酸
・たんぱく質 脂肪 糖質
・細菌 ウィルス
また、病原体から体を守る防御システムでもあります。
これを滞ることなく上手く循環させることで、代謝が上がり、 体質改善に近付いていきます。
リンパ管の要所要所にはリンパ節(リンパ腺)あり、 リンパ管が合流して固まりのようになっているのがリンパ節で全身 に820個以上存在しています。 リンパ節の大きさはとても小さなものから小豆大のものまで様々で す。
・リンパ液の濾過
リンパ管の中を流れるリンパ液の中に細菌などの微生物や異物が入 っているとリンパ節で濾過します。
・抗体
濾過した細菌などが毒素など体に有害な物質を出した場合は、 その毒素を中和できる抗体を作り出します。
抗体は免疫に関わる作用をする化学物質になります。
・リンパ液の成熟
骨髄で作られたばかりのリンパ球はこのリンパ節で育てられてから 全身へ巡らされていきます。
リンパは体の中で重要な役割を持っています。
細菌などに感染し、 炎症を起こして脇の下などが腫れたりすることがありますが、 これは体内へ侵入した最近と戦ったリンパ節が炎症を起こしている からです。
リンパ節と免疫
・病気にならない体づくり
・細菌やウィルスからの防御
・異物の処理
・リンパ球の生産
リンパマッサージは、
例えば同じ姿勢での作業が続いたり、 緊張感が長く続くような環境で筋肉のこりが起きて血液の循環やリ ンパ液の働きに悪影響が出ます。 これをリンパマッサージという形で手助けすることにより、 本来持つ力を取り戻します。
リンパ液の流れをスムーズにすると老廃物の排出が高まり、 自然治癒力が上がっていきます。
リンパマッサージを行うとおしっこがしたくなるのは老廃物が尿と して排出されるためです!
老廃物の排出
細胞→リンパ節→血中→腎臓→尿
自然治癒力が高まるということは美容にとっても良い効果がありま す。
新陳代謝が活性化され、 古い細胞が生まれ変わることで肌荒れやシミ、たるみ、 シワなどの改善できます!
個人的にオススメなすぐ効果の出るリンパは耳下腺から鎖骨です!
耳の裏の下(耳下腺)から首筋を通り、 肩の先の方から胸の真ん中に向けて鎖骨をなぞります。
つまりのない健康な鎖骨は第一関節がすんなり埋まるほどのくぼみ ができるものなので、鎖骨に詰まりのある人は要チェックです。
その肩の先から真ん中に向けて鎖骨の上下を滑らせるようになぞり 、胸の中心の〝胸腺〟まで流します。
ちなみにこの胸腺、 押して痛い人は免疫力が低下していたりストレスを抱えているそう です。
この耳下腺から鎖骨、 胸腺にかけてリンパを流すことで小顔効果や肩こりの改善が見られ ます。
リンパマッサージを行う上での注意点!
リンパマッサージは必ずしもサロンでなくてはできないことではあ りません!
注意点を守って普段から意識することで体質改善が望めます。
まず緊張感が取れている方が流れがスムーズになるのでお風呂上が りのケアがオススメです。
サロンのクリームではなくてもオイルや普段使っている乳液でも簡 単に行えます。
皮膚が乾いた状態でもできますが、 摩擦が減って痛みも軽減されるので何か塗った方が良いかと思いま す。
ただし顔を何も塗らずに行うのは絶対NGです! 皮膚が摩擦で傷つきシワやたるみの原因になるので気を付けましょ う。
・力加減はあくまで軽く
大きなコリはピンポイントでほぐしてから流しますが、 流すときはあまり力を加えず滑らせるように行います。
・流す方向
リンパは体の中心へと返っていきます。
デコルテなら胸の中心へ、背中や肩なら脇の下へ、 足のむくみなら足首から膝裏、 足の付け根といったように中心へ返すような意識で流していきます 。
※リンパマッサージを行なってはいけない時※
・風邪や怪我が化膿している時
抗体処理前のウィルスが全身に広がり悪化するので、 絶対にやめましょう。
・飲酒中
お酒により血行が良くなりすぎ、疲労感の方が強く出ます。
・入浴中
ほぐれにくい部位を少しほぐすのはオススメですが、 本格的に行うと循環が良くなりすぎてめまいやのぼせの原因になり ます。
もし痛すぎる場合は初めから本格的にせず、 徐々に慣らしていくと良いと思います。
他の注意点としては、 痛くて力むと痣になりやすいのでこれも気を付けた方がいいですね 。